4人で1日歩いた。行っても行っても同じ風景の草原、最初は新鮮だったが飽きてきた。
赤「野宿は危険だから、この先のアメーバ街で泊まろう」
リーダー格らしいトルネードレッドが手持ちのPDAに映し出した地図を指した。
「野宿は危険てことは、ホテル取るの」
マイコは旅費の心配をした。この3人ときたらすごく食べるのだ。確かに1日中歩けばお腹もすくが。
黒「ネットカフェとどっちが安いかな。4人1部屋で済ませれば」
「ネットカフェなんかあるんだ」
男女混合で1部屋は抵抗あるので、それだったらネットカフェの方がいい。
 
 アメーバ街は、Yahoo村よりは発展した、地方都市という印象だった。家々の作りも頑丈だし、一応人が顔を出して歩いているのにほっとした。ネットカフェを探していると
「あっ、トルネード戦隊だ」
と買い物帰りの母親と一緒の小さい兄弟が走ってきた。
「サイン下さい」「いつも見ています」
たちまち人だかりができた。
(何、こいつらテレビに出ているんですか)
マイコはマネージャーのように、サインを求める人の行列整理に携わった。
黄「いやー、僕たち泊まるところを探しているのでこれで」
「うちに泊まって下さい」「ぜひうちに」
さすがに4人一緒に泊めてくれるところはなかったのでバラバラにならざるを得なかった。マイコはレッドと一緒に、最初の母子宅に向かうことになった。主人公だったはずなのに、おまけのような扱いが屈辱だ。
 
 母子の家は決して豪邸ではなく、食事も質素だった。いきなり押しかけてぜいたくは言えない。
赤「この辺りも随分にぎやかになりましたね」
母「ええ、政府が変わって暮らしやすくなりました。ただ、月500ウォレット以上稼がないとその月は銀行から出金できず翌月まわしになりますので、やりくりが大変です。主人も出稼ぎに出ていますし」
赤「我々の宿代として500ウォレットお支払いしましょう」
母「それは助かります」
マイコは余計なことを、と思ったものの、ネットカフェよりは安上がりかも知れないと思い直した。他の家に泊まったイエローやブラックも同じ話を聞いて同じ約束をしていないだろうなとケチケチ精神を発動させた。
 
 食事が終わって間もなく、電気がパッと消えた。
「停電ですか」
マイコが聞いた。
母「夜8時から午前1時までは一部地域で停電になるんです。そうしないと都市部の夜の電気が持たなくて」
都市部の電気のために一般家庭の電気をこんな時間に打ち切るんですか、と口にする前に、小さい方の子供が
「レッドと一緒に寝る」
と騒いだ。
 
 
 アメブロは広告がクリックされるとポイントが貯まるのですが、ポイントごとに期限が設定されていて、その期限までに500ポイント貯めないと換金できません。私は貯まったためしがありません。
 他にこのパーツを貼ると何ポイント、あれをすると何ポイントというのもあるようですが、そこまではしていません。それと、夜のRSS配信停止はサーバー安定まで当分続けるそうです。ひどいわ。
 前回のお話は妄想書庫 からどうぞ。
 
 
 9月7日の記事。サイドバーに「あわせて読みたい」を貼ってみました。いかかでしょう。共通の読者が多いブログが表示されるそうですが、このパーツ提供会社のサービスを利用しているブログしか対象にならないので、共通の読者がいなかったらどうなるのか心配です。