「親密度の距離感 」でも書いた、メルマガをメインステージとする人から見たブログへの視点の中に、読者からの反応がコメントによるものかメールによるものかの違いが書かれていました。その人は
コメント<メール
なのですが、これは親密度の距離感的には意外でした。
 ネット上での交流手段としてのコメントとメールは、コメントとトラックバックほども同列比較したことがなかったので、新鮮な発想でした。
 
 コメント欄のないブログで、コメント欄代わりにメールフォームを置いたりアドレスを公開していることがありますが、コメントよりメールで説教される方がさらに嫌です。
 私の感覚ではメールはコメント欄よりさらにプライベートな領域です。先日の内緒罵倒コメントのように、誰も見ていない閉じられた空間で追いつめられるのは恐ろしいです。
 だいぶ前に見たネットニュースで
「掲示板やブログのコメント欄で嫌な思いをした率に比べるとメールで嫌な思いをした率はずっと低い」
という調査結果がありましたが、メールで嫌がらせを受けたという話も聞きます。コメント欄に比べるとメールによる嫌がらせ率は低いのでしょうか。
 
コメントの良い点
1 コミュニティが広がる
2 コンテンツが充実する
 
コメントの悪い点
1 返信したいコメントだけに返信するというのは実際には難しい
2 削除までにどうしてもタイムラグがあり、変なコメントが他の閲覧者の目に触れる
 
メールの良い点
1 返信したいメールにだけ返信するのが可能
2 相手のメールアドレスが手に入るため、コメントより匿名性が低い
 
メールの悪い点
1 読者同士が交流できない
2 メールを送るということ自体敷居が高い
 
 コメントと比較する限り、メールの良い点はセキュリティがらみの消極的な理由しか思いつきません。人気メルマガ執筆者の中には、読者同士が交流できないという弱点を補強するためSNS上で交流の場を設けている人もいます。
 コメントの持つコンテンツ性には、コミュニケーション手段の枠を超えた価値があります。公開の場という安心感もあります。
 
 セキュリティの面ではメールの方が安心でしょうか。しかし何というか、ネット世界のバーチャルさに比べると、メールは生々しいのです。コメントで慣れた人、知り合いであると認識している人ならいいんですけど。
 親密度の距離感の違いが浮き彫りになります。先方は私を知っていても、私から見たら知らない人なのです。それともコメントとメールに質感の違いを感じない人もいるのでしょうか。
 
 コメント欄を塞ぐことが将来あったとしても、メールはコメントの代わりにならない気がします。何度かメールもらったこともありますが、ブログの感想などはまずなくて、プライベートな質問が多く、メールの持つ生々しさを表しています。
 
 
 7月16日の記事。最近迷惑メールもよくできているので、知らない人からのメールに返信するのは憚られます。差出人名も件名も英語だと反射的に消してしまいますが、中にはまともなのもあって困ります。