間が空いてしまいましたが、「報告を上手に 」の続編。前の記事では、報告は結論を先に言うべきなのか、というところまででした。結論を先に言うのがセオリーだというのは間違いありませんが、部下のしどろもどろな報告をさえぎって
「結論は」
という上司というのは
「オレってビジネスマンだぜ」
と言いたげな匂いがプンプンします。そこで結論を言うと
「え。何でそうなるの」
と急に違うトーンの声で聞きます。そこでまた先ほどまで説明していた理由に戻るとまた
「結論は」
と言います。話聞けよ。
 
 日本語の組み立てやルールからすると、結論を先に言う、という話法がなじまない気がします。結論が最後までわからないのがよくも悪くも日本語です。結論という単語の意味もあいまいで、
 
1 結果がどうなったかという結論(過去の事実)
2 どうして欲しいかという結論(未来の希望)
3 誰がどう考えているのかという結論(当事者の意見)
 
などなどがあります。被報告者にとっての結論は自分が聞きたいことで、報告者にとっての結論は自分が言いたいことです。
 
 ここら辺は、もしかしたら私が鈍いだけで、普通は相手がどんな結論を求めているのか本能的に見抜いたり、事象によって求められる結論が違うことを無意識に知っているのかも知れません。私はどの仕事も同じように報告して、この前こう言ったら怒られたから今度はこう言おう、とやってまた怒られて訳わからなくなっている可能性はあります。
 
 私なりの結論としては、怒らない上司は部下の話が長かろうがしどろもどろであろうがちゃんと聞こうとするし、怒る上司は結論から言っても言わなくても報告の内容が自分の気に入らないものであれば怒るということです。(やや乱暴)
 前の記事の山田君の例で言えば、課長は契約が取れなかったから怒っているのであって結論から言わなかったから怒っているのではありません。
 
 前に「企画書 」という記事で、書き方が悪いと言われたので何度も書き直したものの、実は書き方でなく内容が気に入らなかった、という話を書きました。
 この辺はまだ自信がないのですが、本当に怒っている事象とは別な事象を指して怒る、ということはよくあるらしく、察しがつかないと、何度直しても怒られるし、相手にはこいつ何度言っても直らないと思われてしまうのです。
 この報告場面に限って言えば、報告の仕方にとらわれる必要はなく、とらわれるべきもっと肝心なことがある、ということです。このシリーズはまだ続きますが、また間が空くかも知れません。
 
 
 5月7日の記事。間が空くというよりすべった感漂うシリーズです。口頭での報告というのは双方向コミュニケーションだと書きながら気づきました。(遅い?)一方的な伝達であれば文章の方がいいのです。口頭で報告する意味は、事実を伝達しあうだけでなく信頼関係を築いていく過程を演じるところにあるのでテクニックはそんなに重要ではなかったようです。
「信頼関係を築いていく過程を演じる」
のは難しいですが。