午後8時半に食事を終え、マイコは料亭を出た。肝心なことは聞けなかったというか、白状してもらえなかった。当然か。ハヤミの
「手に入らなかった人」
はどんな人だろう。片思いとも取れるし結婚寸前までいったとも取れる。
(きっとすごい美人で、素敵な人なんだろうな)
想像するとがっくりくる。
 
 ハヤミが支払いを済ませてくれた。料亭を出たら、もうタクシーが待っていた。
「今日は、こんなにごちそうになって、ありがとうございました」
「いいよ。楽しかった」
「あの」
「何」
「新しいお店が決まったら、行ってもいいですか」
その他大勢はお客になるしかない。
「あまり若いうちからそういうところに出入りするものじゃないよ」
ハヤミはマイコをタクシーに乗せ、1万円札を渡した。
「要りません」
マイコはつき返した。ドアを閉め、ガラス越しに会釈した。
「お客さん、どちらまで」
お金がないと思って、馬鹿にして。
「○○駅」
そこは、ハヤミのゴミ箱で見つけたチラシのピンサロがある場所の最寄り駅だった。
 
 
 ツケまみれへの第1歩が踏み出せました。この後は、イズミがバズーカ背負って現れるとして(本当か?)さらにその後どうなるでしょう。
 
1 マイコはピンサロで働き始める
2 ハヤミがトオルと再会し大変なことになる
3 イズミはカメイと対立する組織女王蜂 のリーダーだった
 
 アクションシーンは難しいです。
「仮面ライダーは、とう、と叫びながら怪人を蹴り上げた」
「空中で1回転しながらシュタッとかっこよく地面に飛び降り、片膝をついた」
なんて面白くないのでしょう。
 
 
 9月9日の記事。イズミはほとんど登場しない割にキャラが一人歩きしております。