今でこそ胡散臭い響きのある肩書きですが、私が20代前半くらいの頃は花形職業でした。ビジネス誌では転職したい職業ナンバー1、キャリアプラン(というのも流行っていた)は
「3年以内に○○業界に転職し△△として腕を磨き、将来はコンサルタントとして独立」
な感じ。営業職は「コンサルティングセールス」と呼ばれ、まだバブリーな余韻が残っていました。
「3年以内に○○業界に転職し△△として腕を磨き、将来はコンサルタントとして独立」
な感じ。営業職は「コンサルティングセールス」と呼ばれ、まだバブリーな余韻が残っていました。
私が前にいた会社もコンサルタントなる人を招いたことがありました。どんな奇抜なアイデアが、と期待しますが、問題点として指摘されるのは社内でいつもみんなが言っているようなことばかりです。
「あんなんだったら俺だって言える」
まあね。しかし内部の人間が言っても愚痴としか受け取ってもらえないのです。
「あんなんだったら俺だって言える」
まあね。しかし内部の人間が言っても愚痴としか受け取ってもらえないのです。
提示される解決方法もお金のかかることばかりです。金をケチって人力で解決しようとしてコンサルタントを頼ったのに、無料でできるようなことはとっくにやっているから、コンサルタントの分余計に金がかかっただけなんですが、それを認めると上の人がさらにその上の人に怒られるので、いかにも改革は進める風です。
コンサルタントはこういうことをする仕事なんだと感心したのが、図解入りのすごいプレゼンテーション資料の束と改革の名称です。一言で言うと「リストラ」で済むようなものに
「ゴールデンプラン21」
とか仰々しいタイトルがつけられ、数十ページの資料になっています。
「ゴールデンプラン21」
とか仰々しいタイトルがつけられ、数十ページの資料になっています。
私はコンサルタントを否定する訳ではありません。内部の人間が改革に取り組んで失敗すると言い出した人のせいにされるから、外部の人にやってもらい、うまく行かなかったら契約を解除すればいいというのは、合理的なシステムです。
下手にアイデア出して成功しても得るものは少なく、失敗したら責任取らされるなんて、そんな馬鹿馬鹿しいこと誰がするものですか。コンサルタントに任せておけばよいのです。
下手にアイデア出して成功しても得るものは少なく、失敗したら責任取らされるなんて、そんな馬鹿馬鹿しいこと誰がするものですか。コンサルタントに任せておけばよいのです。
しかしゴールデンプラン21(仮)が実現する前に上の人の首はすげ替えられ、コンサルタントさんもいつの間にか消えてしまいました。
7月5日の記事。わたりとりさんが「痛烈なアイロニー」とほめて下さいましたが、私は全然直球のつもりでした。はっ、こういうのがアイロニーなのか。
この少し後に、世間ではメーカー偽装請負問題や、プール事故の管理丸投げ問題などが話題になりますが、あのような請負業もこのコンサルタントさんのようですね。仕事は外部の人間に任せ、うまくいったら自分の手柄、失敗したら取引先のせいにすることができます。自分でやって失敗して責任取らされたら大変です。コンサルさんはお給料よいらしいから違うか。