このシリーズこれまでの記事を元に、実際にレビュー(らしきもの)を書いてみます。サンプルは中公新書「言語の脳科学
」です。
チンパンジーに単語を覚えさせることはできるが、文法を操作することを教えることはできないと言われています。文法操作能力が人間固有のものであることにはそれほど異論はないと思いますがこれが生まれつきのものであるかどうか、となると賛否両論ありそうです。
本書では、文法操作能力が人間にのみ、生来備わっているという説を踏まえて、失語症や、知的能力と言語能力がかい離する発達障害(ウィリアムズ症候群)など様々な材料から、人がどのように言語を獲得していくかという難問にアプローチしていきます。
実はこの本には裏テーマがあります。タイトルである「言語の脳科学」、前半は文系、後半は理系の学問です。言語学には文理両方からのアプローチができ、研究が進むほどもう一方の視点が欲しくなります。さらに心理学や文化人類学などの分野も関わってきます。研究という世界には分野ごとの壁があり、協力し合ってというのがなかなか難しいようです。
著者は元々物理学の人ですが、医学や哲学の研究員を歴任しています。
「言語学は物理学とアプローチが似ている」
と本文中にも出て参ります。脳の謎もさることながら、もどかしさをも垣間見る思いです。
「もっともっと」
と渇望する何かを感じ取る者でもあります。
「言語学は物理学とアプローチが似ている」
と本文中にも出て参ります。脳の謎もさることながら、もどかしさをも垣間見る思いです。
「もっともっと」
と渇望する何かを感じ取る者でもあります。
どんなもんでしょう。型は守ることはできたと思いますが、まだまだ自分が出すぎていないか、著者の意図を間違って受け取っていないか、心配ではあります。(書籍の内容をどう受け取るかには個人差があってもいいとは考えますが、他の人に紹介する責任として)mixiに書くには長すぎるのは、間違いありません。
5月25日の記事。人に勧めるというのは責任を感じます。私が面白かった本がみんなつまらなかったらどうしようとか。ただ、自分を抑えた文章を書く練習は収穫でした。自分を抑えるような文章でものを考えると行動面も抑制される、ような気もするからです。(多分妄想)