前回面接について書きましたが、
「そうは言っても話すのは苦手」
「話し方教室に通ったとしても、スラスラ話せるようになるのはいつのことか」
という人も多いでしょう。
 今日は書類についてです。自閉圏の方は話すよりは書く方に、抵抗が少ないと思われます。だから、できるだけ提出書類をしっかり作成することで、書類に自己PRさせるのです。

 書類選考のある会社の場合、例えば100人応募があって50人面接して10人採用予定なら、書類を通った50人は一律スタートではありません。

1 すごく印象のいいグループ→面接でひどくなければ採用したい。
2 そこそこグループ→面接次第かな。
3 イマイチグループ→はっきり言って補欠。面接がすごくよければ逆転の可能性あり。

にだいたい分かれています。
「面接の手ごたえはよかったのになぜ落とされたんだろう」
という時は3か、2だが1の評価を覆すにいたらなかった、ということです。だから、面接での逆転の難しい人は1か2の上位に入っておく必要があります。1に入っておけば面接でも好意的に扱われます。

 書類はできるだけ作りこんで提出します。書類選考のない会社でも、面接終了後採用決定会議を行う時、しっかりした書類があれば印象を思い出してくれます。書類持参の会社は書類選考がない訳ではなく、後回しになっています。具体的な書き方は、マニュアル本がどっさりあるのでそちらを参考にして下さい。丸写しにならないように。
 前職の退職理由も志望動機も丁寧に盛りこみます。面接でできるだけしゃべらずに済むように、聞かれそうなことはなるべく書いておきます。
 もちろん程度問題です。原稿用紙100枚も書いたらびっくりされます。10枚でも危ない。履歴書、職務経歴書、自己紹介書、添え状とタイトルを変え、ひとつのタイトルの書類は原則1枚とします。どうしてもはみ出すなら2枚でもよいですが、全部2枚ずつにならないようにしましょう。

 全部書いてしまったら面接で聞くことがなくなって変なことを聞かれるのではないかと思われるかも知れませんが、書類で好意をもってくれたなら、そんなに意地悪な質問はしてこないはずです。圧迫面接をするような会社は明らかに社風が合いません。書類と内容が重なることを言ってもいいのです。それが恥ずかしいからといって、
「提出書類にも書きましたが」
という枕詞を連発すると、
「あんたら人の書いたもの見てないだろ」
と言っているように取られかねないので、言わないようにしましょう。

 ご健闘を祈ります。しつこいですが、この内容を実行して失敗しても、私を恨まないで下さい。

 

 

 5月22日の記事。採用されるだけならされるんですが、本当の問題は続くかどうかです。

「面接と全然違う」

といわれると恥ずかしいです。

 会社との相性、上司との相性、仕事内容との相性、社員に知り合いがいない限り内情はなかなかわからないし、知り合いがいても、その人の主観に基づく情報だから、働いてみないとわからないのです。