発達障害者用のサングラスがあると聞いた時、思い浮かんだのはもちろん、2時間サスペンスの謎の美女。ふふっ、目立ってしまうわね(妄想中)。
そんなかっこいいものではありません。かけてみると視覚障害者のイメージ。視覚障害者みたいなものですか。遮光性で色つきのメガネです。
作る時は、
1 違和感のない程度の色つきレンズにする
2 サングラスタイプと透明に近いものとふたつ作る
のどちらにするか迷って1にしました。特注だから高いのです。ふたつ作るには勇気がいります。
自閉症はいろいろなものに過敏性を持っていますが、私も光に過敏で、外でも蛍光灯の部屋でも水平より上に顔を上げるとまぶしく、いつも下を向いています。
世の中の人はたいてい私より背が高いので、目を合わせられないことにも影響しているかも知れません。人の顔は、光が乱反射して意外にまぶしいのです。思わず目をしばたたかせてしまいます。
小さい頃よく注意された、暗い所で本を読んだら目が悪くなるという話はどこへ行ったのでしょう。聞いてみたらそんなことはないそうです。(程度にもよるのでしょうが、私の目には強い光はよくないらしいので)
(きっと世界が変わる)
すごい期待(妄想)を抱きながらメガネをかけたのですが、眼鏡屋の照明が明るすぎるせいか、思ったほどの効果を感じません。レンズ選びの時に使った見本と比べて実際のレンズが薄いせいですが、もう少し色が濃い方がよかったでしょうか。しかしそれでは職場ではとてもかけられません。
ぎりぎりまで抑えたつもりの色も、堅い職場だと微妙。中途半端になってしまったでしょうか。
それでも、新しい眼鏡をかけて真昼の町を歩くと心躍ります。背が10センチ高くなったみたいです。すごいすごい。いつも歩いている場所なのに、上の方はこんな風になっていたとは知りませんでした。私の視界の縦幅は半分しかなかったんですね。
混みあう道を歩いても誰にもぶつからずスイスイ進めるのは、よく見えるようになったからでしょうか。それとも道行く人は視覚障害者と間違えてよけてくれているのでしょうか。
5月2日の記事。夏に実家に帰省した時も、「視覚障害のある人みたい」と言われました。パソコン見る時なんかこういうのがいいんだと延々と言い訳しました。実家の者はまだ何も知りません。
会社でも注意されたので、透明なタイプを作り直す羽目になりました。最初からふたつ作っておけばもっと濃い色にできたのに、けちな私は悔しいです。透明なタイプはやっぱり上の方が見えません。