アスペルガーとADHDは両極の性質を持っていますが、表面上の不自由が似ていて判断に迷うことはあるようです。
 私の部屋もADHD並に散らかっています。たまには片付けないとと思うのですが、どこから手をつけていいかわかりません。

 部屋を片付けようとする時、用意するのは愛用の大きめの手帳。何をどこにしまうか、必要な用具は何か、買い置きはあるか、全て書き出し、作業に順序をつけます。買うものがあれば買いに行くことからスタートです。
 準備が終わったら手帳に書いてある通りに作業を進め、できたら○をつけていきます。手帳にない判断を迫られることがあっても、書いていないものについては放っておくしかありません。
 事前計画は重要です。例えば
「掃除機をかける」
だけではだめで

 1 掃除機を押し入れから出す
 2 掃除機を組み立てる
 3 コンセントに差し込む
 4 スイッチを入れ端から端までかける
 5 スイッチを切り、コンセントを外す
 6 掃除機をしまう

くらいは書いておく必要があります。途中で終わりになることもありますが、続きは明日やればよいのです。だから掃除機を組み立てて終わりになることもあります。

 アスペルガーに仕事をさせる時は指示内容を一覧表にしてチェックしながらさせるとよいと言われますが、指示するのは自分自身でもよいのです。(私はね)
 日常生活はみんなこうで、歯みがきや入浴、食事など習慣づいていることはさすがに書きませんが、特別ストレスがたまっている時はそれも全部書かないと身体が動きません。
 このための手帳を私は小学生の時から持っていて、「こういう時はこうする」といろいろ書きとめていました。

 これが会社で
「掃除機をかけてくれ」
と言われたらどうなるでしょう。習慣づいていることならすぐ動けますが、初めてのことはまずどうしていいかわかりません。
上司「何してんの」
私「言われたことをメモしています」
上司「掃除機出せって言っているでしょう。そんなことも書かないと覚えられないの」
パニクるから怒らないで下さい、ひいい、となっている間に、私は掃除機もかけられないとあきれられます。

 このブログの初期の記事に書きましたが、私は言語性IQ(通常のIQテストによるIQ)と動作性IQにかなり差があります。指令する脳と行動する脳がうまく連携取れていないんですね、多分。

 今ブログ書いているのは指令脳(こんな言葉ないかも知れませんが便宜上)です。ストレスがすごくたまると動作脳(これも便宜上)に私の指示が伝わらず勝手に行動するから注意が必要です。
 二重人格ではありませんよ、ちゃんと自我はつながっていますから。でも指示を書き出す時は人にやらせる感覚だし、指示を見ながら作業をしている時はやらされている感覚があります。

 

 

 4月21日の記事。指令脳ちゃんと動作脳ちゃん、ここで初登場でしたか。もっと前から出てきていると思っていました。

 指令脳ちゃんと動作脳ちゃんの概念で脳内の動きを説明しやすくなっただけでなく、現実世界でも役に立っています。

 自分だと思うから腹が立つので、他人(もしくはかわいい妹)と思えば、指示メモも的確になり、これくらいはわかるだろう、という推測をなくせます。耳で聞くのは動作脳ちゃんの役目、指令脳ちゃんがそれを無理に理解し、指示を出そうとするのではなく、動作脳ちゃんの担当分野はできるだけ任せておいた方がよさそうです。任せられそうにないことはあらかじめ道筋を作ります。

 普段から仲良くし、理解するようにすれば、動作脳ちゃんが出てきそうな時に引っ込んでもらい、パニックを最小限に抑えることができます。

 不思議な感覚を与えたようで、意外に反響をいただきました。