私はファミリーレストランが大好きです。マニュアル通りの対応、こちらもマニュアルに沿って答えていけばいい、次がどんな言葉か予想がつくし、変わったことを聞かない限りストレスのたまることは言われません。(ストレスがたまること=質問と違う答が返ってくること。「異次元な会話
」参照)接客の人との会話が苦手な私も安心です。
マニュアル接客は気持ちがこもっていないと不評なこともありますが、気持ちがこもっているかはどうでもいいのです。どうせ私は言葉でしか理解できませんから。
マニュアル接客といえばファーストフード、ファーストフードといえば歴史に残る名セリフ、
「ご一緒にポテトもいかがですか」
は、マニュアル好きの私にも少々許せません。どう答えるのが正しいのでしょうか。
「いりません」
と言えばいいのでしょうが、せっかく会話が弾んだ相手をがっかりさせたような空しさが残ります。
「これっぽっちしか注文しないなんてけちね」
「ポテトを一緒に注文するのが常識よ。何も知らないのね」
と言われたような感じを受けます。
なぜこのセリフはあるのでしょう。本場アメリカでもこんなマニュアルなのでしょうか。
「ポテトもいかがですか」
と聞けばポテトの売上が2割アップするというデータに基づいたマニュアルであれば認めざるを得ません(合理的な理由には弱い)が、このセリフがなければ私のファーストフード利用率は3割アップです。最初からポテトも注文するつもりでないと行きづらいです。
ファミレスの
「コーヒーのお代わりはいかがですか」
とは違います。コーヒーのお代わりは無料です。サービス精神にあふれています。
「ポテトもいかがですか」
にはもう一品買ってくれれば私達はもうかる、という意味にしか聞こえません。
この名セリフのおかげで丼のチェーン店に行けば
「一緒にみそ汁はいかがですか」
ピザを注文すれば
「○○も一緒にいかがですか」(人の電話代使って宣伝するな)
で、絶対追加するもんか、という気になります。他の人に聞くと気にしないと言われるので、やっぱり変なのは私ですね。
4月13日の記事。
「それはこういう意味だと思う」
「このように考えればいい」
というコメントをいくつかいただきました。意味がわかっていない訳ではなく、聞くとがっくりくるんです。これは素朴な疑問なんですが、意味がわかれば表面上の言葉はどうでもよくなるのでしょうか。仮に
「バーカ」
に
「君は美人で頭がよくて心優しい人だ」
という意味が含まれていても、
「バーカ」
と言われると何となくむかつくんですが。
一方、断わるの面倒だからポテトもつけてもらう、高いものではないしという人も意外に多くしました。やはり日本人は断わるのが苦手なのです。すると、ポテトはいかがですか作戦も実効性の高いもののようです。