まだ読んでいる文庫本のシリーズ「自閉症だったわたしへ3」に、自分たちはコミュニケーション障害がある、と説明する下りがあります。
 コミュニケーション障害とは、素敵な言葉です。アスペルガー症候群よりきれいです。アスペルガーは人名ですが、ドッペルゲンガーの親戚みたいです。「症候群」もあまり深刻でない印象を与えるのは、「結婚しないかも知れない症候群」(懐かしい)などの影響でしょう。だから医者が適当につけた診断名みたいに取られるのです。(しつこいってば)

 問題をコミュニケーションだけに限定すると誤解を招きそうです。「コミュニケーションが苦手なのはみんな同じだ」という人がぞろぞろ出てきそうで、このネーミングが一番いいとは思いません。
 しかし「人名+症候群」は理解を拒むかのようなネーミングです。統合失調症が疾患名を変える時の候補にもこの形がありました。誤解は招きませんね。ただの記号で、全然意味がわかりませんから。
 アスペルガー症候群に比べると高機能自閉症はわかりやすい名前ですが、アスペルガー症候群を別に分類するのには理由がありそうです。
 アスペルガー症候群と高機能自閉症については、次の記事で。

 

 

 4月2日の記事。コミュニケーション障害、個人的にはお気に入りです。