このトラックバック先の人(注:この記事にはトラックバックついていません)は診断基準をよくご存知ないようですので
「そんな人はたくさんいる」
と思われるのもやむを得ないのかなと思います。「誰にも言えない」というブログのタイトルからも、こんなことは言ってはいけないとこの人も考えてはいるようです。
ここに書かれていることが一般的な、私達を見る目だと、この現実の中で生きていかなければならないと、強く認識します。
>ホントは努力しだいでどうにかなることを、『病気』のせいにしていると思う。
50メートルを5秒台で走ることができる人も世の中にはいますが、そんなことはどんなに努力しても誰にもできることではないと、多くの人は考えると思います。
不思議なことに、10秒で走れない人間、15秒で走れない人間は怠け者と言われます。努力で超えられない壁は人それぞれ違うのに、なぜか「これくらいなら誰にでもできる」というラインが存在します。
「足に障害があるので」と言われれば「ああそうなの」と納得しても、アスペルガーが「障害が」などと言おうものなら「障害を言い訳にすれば何でも許されると思って」となります。
誰でも東大に入れるわけではない、暗算ができるわけではない、パソコンの苦手な人、電話の苦手な人もいる、どうしても大勢の前で話したりできない人もいる、当然のことです。
何度か書いてきましたが、私達を追いつめるのはできないことそのものではなく、それに対する世間の目です。
「なぜわからないの」
「どうしてできないの」
「あなたのご両親はどんな育て方をされたのかしら」
「今まで社会で何やってきたの」
「そのうち誰にも相手にされなくなるよ」
そう叫ぶ人々の形相は鬼のようです。年齢を重ねるにつれ社会の目は厳しくなります。社会性のなさが許されるのは20代が限界です。30歳を過ぎて、急速に生きにくくなってきたのを感じます。
能力差が極端で、できることは人より早く上手にあっさりできるから始末が悪いです。アスペルガー程度は障碍ではない、と考える方がいるなら、出来の悪い健常者としてで結構です。人一倍努力してもどうしてもできないラインは人によって違うのだという、世間の理解が欲しいです。もちろん、ここに来て下さっている方は定型発達者でも全員理解者と信じています。
3月11日の記事。私はYahooの全ての過去記事を写している訳ではありません。写す価値のないもの(訪問者が1000人に達した、など)は写していません。この記事も写すべきか迷いました。この記事で新たに傷つく人がいるかも知れません。
アスペルガー症候群はただの怠け者だ、という論調は、ネット上でたまに見かけます。そう見られているということを自分に言い聞かせるためにトラックバックしたのですが、他の人を傷つける結果になりました。今も申し訳なく思っています。だからここにはリンクを貼りません。
ただ、私はこの時、いつも読んでくれている方は理解者であると信じていました。信頼関係があったからこそ書くことができた記事でもありました。先日、このブログが荒れた時、そうとは限らないと知りました。
「ホントは努力しだいでどうにかなることを、『病気』のせいにしている」
「障害を言い訳にすれば何でも許されると思って」
というのは、読者の世界にすら根強く存在していたことに、私は今も愕然としているのです。