
最近のマンガを見ていると、目の肥えた読者たちの多様なニーズに応えるため、
高レベルの知的資源と差別化が要求されてます。
今回書評した2冊は、どれも教養や知識のために描かれた作品。
勿論作者たちは多くの読者を楽しませるための物語も描いています。
すべては「おもしろい」という大前提の条件があってのことですが。。
宇宙兄弟(1) (モーニングKC)/講談社

¥580
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宇宙飛行士を目指すことにためらいがあった主人公の六太は、恩人の「今のあなたにとって一番金ピカなことは何?」という言葉に奮起します。
それはすなはち、宇宙へ行くこと。的確な示唆が部下の力を引き出す。
美味しんぼ (1) (ビッグコミックス)/小学館

¥509
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これからの企業の財産になるのは、主人公・山岡士郎のような「一芸に秀でたはみ出し社員」です。
この作品が始まった当初、山岡は部署で「お荷物」扱いされる社員でした。
しかし、彼の食に対する造詣の深さを知っていた上司が強制的に「試験」を受けさせ、「究極のメニュー」の担当を任せたことで、真剣に仕事に取り組むようになり、周囲とのコミュニケーションも円滑になりました。
自分のチームに周りから浮いている変わり者がいたら、「何でこんなヤツがいるんだ」と不平を言う前に、当人の”強み”を探してみるのはいかがですか。