オーストラリアは、日本よりも日々の気温が大きく変化します。

観光や短期留学で来る人に、どんな服装で行けばいいかと聞かれると、そこのところの説明がじつに大変なんです。

 

まず、昼と夜がすごく違う。これ、家の造りも関係していると思うんだけれど、夜から明け方にかけては、同じ外気温でも日本より冷えます。

だから短期でゴールドコーストあたりで冬にホームステイの場合は、とにかくパジャマの上に羽織るものを持ってこいと。特に宿泊先が寒さに強い白人の家の場合は、寝具が足りないこともあるので、羽織ったまま寝てもOKなものを、なんて言い方になります。

 

次に日差しのあるなしによって、感じる温度は全く違います。これまた冬のゴールドコーストあたりで言うと(位置的にちょうど真ん中だからね)、日中のカフェで陽があたる位置だと半袖Tシャツでいいけど、陽があたらない位置に座ったらカーディガンがないと寒いよという言い方になります。

これがシドニーだと、秋口でどんより曇った雨の日なんか、昨日までTシャツでいた連中が一斉にジャケットを着込み、薄手のダウンジャケットまで登場する感じです。

逆にね、春夏秋のケアンズで炎天下に木陰のない街なかを歩くのは無謀です。でもって少し内陸にあるアデレードの夏は、南にあるケアンズより暑くなります。フライパンに卵を割り入れて外に出してみたことがあるんだけれど、焼ける前に干からびてしまったという、恐ろしい日差しです。

 

ここまででも説明が充分に面倒くさいのに、加えて日々の変動というのがあるわけです。特にシドニーの場合は、南風、すなわち南極から吹く風と、内陸の砂漠から吹く風によって、大きく気温が変動します。

 

その典型が、この1週間に起きました。

 

 

シドニーの9月の平均的な気温は、下が12℃から上が22℃までと言われています。オーストラリア国内だって観光で来る人はいるから、こういう説明がされているんです。

確かに9月15日の気温は、上が23.9℃、下が12℃でした。おお春だねーなんて、芽吹いた街路樹の写真を撮ったりしていました。

我が家のネコどもも、ぬくぬくと幸せにひなたぼっこ。

 

 

ところが翌16日には気温が31.8℃(最低気温は16.7℃)に上昇します。残暑の厳しさを報道する日本のテレビを見ながら、同じじゃんと思っていました。

そして17日には気温が32.8℃に。世界7大マラソンのひとつ、シドニーマラソンがちょうど開催されていて、ランナーが次々熱中症で倒れ、26人が救急車で病院に搬送されるという大騒ぎになりました。

 

 

日本と比べりゃ大したことはないと思うかもしれないけど、南半球ですからね。北半球でいえばまだ3月ですからね。

 

そしてさらにさらに、19日には35.9℃。20日も33.9℃と気温は9月としては類を見ない歴史的上昇を記録します。"heat wave"(熱波)という言葉がニュースで飛び交いました。

 

 

 

いや家の中は、それほどでもなかったんですよ。一歩外に出たら、ムワッと暑かったけれど、コンクリートの中はそんなに気温が上がりません。

ただネコの黒い方は冷たいタイルの床で伸びていました。やはり黒い毛皮は、暑さに不利なのでしょう。

そうやって考えると、本来は砂漠地帯に生息していた猫という動物が、黒い毛皮の遺伝子を残しているのが不思議です。

 

 

でも寒がりの私としては、これで一挙に暑くなるかと喜んだわけです。ところが気温は22日に23℃と平年並みになり、本日23日はいきなり最低気温が8℃、最高気温も瞬間20℃までいったけど、あとは曇って下がっちゃった。

 

天気予報では強い寒冷前線の通過と言っているけれど、明け方8℃って何だよ、寒くて目覚めちゃったじゃないか。おかげで少し風邪気味です。

ネコどもは、めずらしく体を寄せ合って寒さを凌いでいます。ネコだっていちど暑くなったあとは寒いわけですよ。私だけじゃない。

 

 

19日の35.9℃から今朝の8℃に、いきなり叩き落とされた猫たちと私。丸まって縮こまっているしかありません。もう思わせぶりはやめて、夏になっちゃおうよオーストラリア。

 

 

かように気温がくるくる変わるオーストラリア。これから来られる方は、くれぐれも観光局の出している平均気温とかを、鵜呑みにしないでください。

でもって、長期留学やワーホリの方々は、調節できる衣服をしっかり持ってきましょう。

現地で買うなんて発想はやめてね。ユニクロのライトダウンなんて、日本の倍のお値段しますから。

そうなんです、お家用にダウンベストが欲しかったんだけれど、日本での値段を知っているがために買えなかったんだから。ひと冬我慢したんだから。

 

せっかく春になったのに、数日間の異常気象のせいで、再び寒さを我慢する生活になっています。

 

 

 

ゴールドコーストの方が山場を超えて、ようやくブログに復帰です。

やあ、この1種間は気温も私も忙しかった。