私は今、AMEPという英語教育プログラムに通っています。

これは移民としてオーストラリアにやってきた人々のためのプログラムで、

アカデミックな英語でも、ビジネス英語でもなく、実に面白いんです。

 

要は社会に溶け込んで、仕事や友人作りがスムースに行くための英語とでもいうのかな。

 

 

 

例えば会話だと、

「How are you?」と言われて

「I'm good thank you」と答えたあとの会話を、どのように繋げていくかといった内容です。相槌を打ち、聞き上手になるテクニックです。

 

例えば文法だと、

フォーマルな(きちんとした)eメールの書き方です。

仕事を探すのにも、仕事をするにも役立ちます。

フォーマルとカジュアルの違いを、具体的に教えてもらえます。

 

テキストブックには、オーストラリアの日常で使われる英語が、どんどん出てきます。

生徒「Good day mateってなんですか?」

先生「Good morning friendと同じよ」

オーストラリアを知ってる人なら、クククと笑いをこらえるやりとりです。

 

オーストラリア人の、なんでも縮めたがる言い方、ドッグ→ドッギー ホース→ホーシーなんてのも平気で出てきます。

日本語で言うと、ワンコ、ニャンコみたいな言い方かな。知らないと日常会話で困ります。

 

 

 

私は週に4日のフルタイムスチューデント(週休3日の国ですから)ですが、週に2日のコースも、1日のコースも、オンラインコースもあるし、さらにボランティア家庭教師を頼むことも可能です。

仕事してたり、乳児がいたり、どんな状況にも合わせられるようになっているんです。

 

この英語学校がすごいのは、授業料が無料だということ。

きちんと出席して試験をパスしていけば、通常2年くらいで終了して、卒業証書ももらえます。

 

私がいるのは、3段階あるうちの真ん中のクラス、すなわちある程度の英語力があり、意思の疎通ができるレベルです。

 

下のクラスから上がってきたというヨルダン人のLは強調します。

「この学校は本当にすごいわよ。私がこの学校に来たときは、英語が全く喋れなかったんだから。本当に ゼ!ロ! だったんだから」

 

こいつは今や、クラスでナンバーワンのお喋りです。だいたいアラビック(中東からきたアラビア語を話す連中)は、空気を読むことをしません。

先生の質問には、何でもかんでも我先に答え、先生に「私はいま◯◯に聞いているんだから、ちょっと待って」と言われても、ひるむことがありません。

聞かれた生徒が間違えると、大声で「それ違う! 答えはね」と被せてきます。

自分達は間違えても気にしないので、これはもう文化の違いです。

 

それに対して、クラスの過半数を占める中国系は、実に静かです。

シャイというか、互いの顔色を見て、遠慮がちに答えます。

 

 

メールで日本の友人に、中国人はデリカシーがあると伝えたら、何それ〜と言われたけれど、本当なのよね。

グローバルに見れば、東アジア系はタイやベトナムも含めて、つくづく同じ文化圏だなと思います。

 

放課後に教師と話をしながら、文化の違いってすごいと言うと、「そうなのよ〜。でもね、結果的にはアラビックの方が言葉を覚えるのが早いのよ。中国系は、黒板に書かれた文章を写すばかりで、喋らないから」。

 

というわけで、私は教室の中で、負けじと声を張り上げています。

質問もガンガンします。聞ける場があるって、本当にありがたいもの。

 

ただランチタイムはチャイニーズと一緒です。

真面目で賢いチャイニーズ達は、休み時間も英語で接してくれるのよ。

アラビック達は、アラビア語で喋り倒しているからね。

 

 

いろんな文化を直に経験できるこの学校を、私はめちゃくちゃ楽しんでいます。