祝日も無事に終わり、また忙しい平日が戻ってきました。
それはいいんだけれど、この国、この先どうするんでしょうねえ。
オーストラリア人は、政治の話が大好きです。
そして若い国だけあって、合理的で、革新的なことに対して迷いがありません。
それなのに、ずっとペンディング状態になっているのが、立憲君主制をどうするかです。
オーストラリアはイギリス王を元首とする立憲君主制を採用しています。
といっても政治的には全く関係がなく、あくまで形だけ。
だけどだけど、これをやめるとCommonwealth of AustraliaからRepublic of(共和国)になって、政治形態はかなり変わります。
具体的には、現在の総理大臣がトップの形から、アメリカみたいに大統領制になるかもしれません。
この大統領制に関しては、民意が直接反映されるので、支持する人が少なくありません。
でもこれまで何度か行われた国民投票では、僅差で立憲君主制維持派が勝っています。
だって立憲君主制をやめると、いろいろ面倒なことが起きるんです。
その筆頭は国旗。
オーストラリア、ニュージーランドとフィジー、そしてツバルは国旗の中にユニオンジャック(英国の国旗)が含まれています。
英国王を形だけ君主にしている国は、カナダやジャマイカなど16か国くらいあるのに、この国旗問題はオセアニアに集約されるんです。
オーストラリアの各州の旗にもみーんなユニオンジャックが含まれてるし。
といっても、立憲君主制維持には、女王が退位するまでという、暗黙の合意がありました。
そして去年、ついにその日が来てしまったわけです。
女王が亡くなって決まったことは、今のところ一つだけ。
女王の肖像画が入った5ドル札の絵が変わります。
チャールズ国王ではなく、先住民を描いたものになる予定です。
でも発行までには数年かかるというから、今しばらく女王の5ドル札が続きます。
じわじわと、英国から離れる動きは見せるオーストラリア。
どうなるんですかねー。
国旗大好きだしね。
立憲君主制じゃなくなったら、祝日が1日減ってしまうという輩もいて、冗談よりも、もうちょっと本気だったりして、これまたオージーらしい。
一方で、英国出身者の割合がどんどん減って、中国やインドといったアジア系移民の台頭が著しいオーストラリア。
ユニオンジャックを手放したら、本格的にアジアの一国になるようにも思います。
国のアイデンティティーとは何か。移民大国の先行きは想像がつきません。
他の紙幣は問題なしですが、コインは女王なのよね。


