私の心は 静かに壊れていった
まだ子供が幼かった時の花火大会の日のことです。
本当は夫も一緒に行くはずでした。
会社に迎えに行った時、なかなか事務所から出てきません。
やっと迎えに行くと、夫の周りには3人の女性。楽しそうに話している夫がいました。
私は遠慮しながら、「今日は子供と花火を見に行くと約束したから、早く行かないと始まっちゃうよ」と声をかけました。
ですが、夫は無視しました。何度声をかけても、無視されました。
その瞬間、悲しい気持ちと腹立たしい気持ちで胸がいっぱいになりました。
子供よりも、事務員の女性たちとの時間の方が夫にとって大切なのか?
妻にきつく当たっても、子供を愛する父親はいるのではないかと思っていましたが
残念ながら夫は子供すら愛していなかったのです。
涙が出そうになる気持ちを抑えながら、子供と三人で花火を見ました。
子供が中学生になったとき、「あの時のママの横顔が怖かった」と言われました。
あの時は心理学のことなど何も知りませんでした。
今ならわかります。あの「怖かった横顔」は自然な反応です。心理学でいう 投影 です。
夫の無関心や外の女性に向ける優しさ、子供より外の女性を大切にする態度が、
私の中で怒りと悲しみとなり、子供に映ったのです。
私の心は次第に壊れていきました。
でも今は、その体験を通して「自分の感情を無視しないこと」「自分の心を守ること」
がいかに大切かを学びました。
苦しい経験も、心理学やスピリチュアルの視点を通すことで、少しずつ整理できるようになります。
あの日の花火は、私にとって悲しみの象徴であり、同時に学びの始まりでもあったのです。
話しはもどします。
花火大会を終えて、子供と三人で帰宅した時のことです。
家には夫がいました。
「なんでこんなに遅いんだ?」
その言葉を聞いた瞬間、私は心の中で思いました。
この人は一体何を言っているのだろう?
私は、花火を見に行ったことを伝えました。
「本当はあなたも一緒に行くはずだったのに、どうして?」と尋ねると、夫はこう言いました。
「花火大会に行くなんて聞いてない」
「何日も前から言いました」
「知らないよ。なんでこんなに遅いんだって聞いてるんだ。ほんと、頭の悪い女は嫌になるよ。飯は?」
言葉が通じないどころか、理不尽な罵倒。
その瞬間、私は自分の存在すら否定されているような感覚に襲われました。
あの日の体験を今思い返すと、これはまぎれもない モラハラ の事実です。
*モラハラは話しをすり替えるテクニックを使います。
心理学的にこれは典型的な操作手段のひとつです。
被害者の混乱や罪悪感をうみ、加害者が有利に立つ為の戦略です。
心理学でいう「ガスライティング(現実を歪められる体験)」や「精神的虐待」の典型例です。
*モラハラ被害者の中で、加害者の言動が意味不明と感じる状況があると思います。
モラハラ加害者を観察してください。
私は次第に心が壊れていきましたが、この経験を赤裸々に見つめ、
心理学や投影の概念を知ることで、少しずつ自分を守り、自分の感情を理解できるようになりました。
経験を言葉にして整理することは、自分自身を癒し、同じように苦しむ人に
希望を届けることにつながると思っています。
