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 苦しみの先に見えた光

日常の中で感じる小さな気づきや癒しを共有し、共に心の平穏を目指すブログ

本当の幸せを手に入れたくて

 

 

ある日の出来事です。

私の友人が「泊まりに行きたい」と言ってきました。

正直、強引でした。でも、私は断れなかった。

 

夫も何も言わず、泊まりを許可しました。

 

その夜、私はパスタを作って、友人に振る舞いました。

そのときです。

友人が「アーン」と言って、夫に食べさせたのです。

夫はニヤついて、それを受け取りました。

 

私は、混乱しました。

怒りたい。でも言えたのは、たったひと言。

 

「あなたたち、変だよ…」

 

でも、その声はふたりに届きませんでした。

 

 

その後、ふたりはどんどんエスカレートして、

じゃれ合い、抱き合い、楽しそうに会話を続けていました。

 

怒鳴ってもよかった。

感情をぶつけてもよかった。

 

でも私は、怖かった。

いつ夫に殴られるか分からない

そんな恐怖に、何度も体が凍りついてきたから。

 

夫が寝た時、私は心からホッとしました。

でも、そのままでは眠れそうになかった。

だから私は、心療内科で処方された睡眠薬を飲みました。

 

その直後、夫はまた起きてきて、ふたりは再びいちゃついた。

そこから先の記憶が、途切れています。

 

 

翌朝、友人の態度がどこかおかしかった。

問いただすと、彼女はこう言いました。

 

「親友だから、いいと思った」

 

私は言いました。

 

「親友だと思ったら、むしろ、こういうことはしないと思う」

 

でも、その言葉も通じませんでした。

 

友人が帰ったあと、私は夫を問い詰めました。

でも返ってきたのは、暴言の嵐。

 

「お前は馬鹿な女だ。最低だな」

「そんな下品な妄想しかできないのか」

「俺も苦労するよ、お前みたいな女と結婚して」

 

私は、またあの時のように殺意に似た感情がわいてきました。

沸騰したお湯を、かけてやろうかと思った。

でも、すぐに思いとどまりました。

 

「この人のために、そんな馬鹿なことをする意味がある?」

 

そのとき、娘がやってきました。

私は事情を話そうとしました。

 

でも娘はこう言ったのです。

 

「そんな話、聞きたくない」

「私はお母さんに守られたことなんて、一度もない」

 

 

あの言葉は、私の心を打ち砕きました。

どれだけ夫から傷つけられてきても、

あの娘の一言が、一番ショックでした。

娘に対して申し訳がない気持ちになりました。

娘もずっと我満していたんだと・・・

 

私は思いました。

 

「もう、生きてても仕方がない。どこか遠くへ行きたい。誰も私を知らない場所へ」

 

でも、そのとき傍にいたのが、

保護犬として家族になった、黒いシュナウザーのジャックでした。

 

その存在が、私の命を繋ぎとめてくれました。

 

 

私は罪悪感に押し潰されそうになり

娘に謝りの電話をしました。

でも彼女も深く傷ついていて、私の言葉は届きませんでした。

 

「その通りだ。私自身がまず溺れていたんだ」

 

溺れている人が、誰かを守るなんてできない。

だから私は、自分を救おうと決めたのです。

 

 

心療内科の先生に相談しました。

 

「私は本当の幸せを手に入れたい。どうしたらなれますか?」

 

でも、返ってきたのはこんな言葉。

 

「いいじゃないですか、今のままで。夫も働いてるし、

娘さんも外から見ればちゃんと育ってる。あなたの欲張りで張りですよ」

 

私は食い下がりました。

 

「本当に幸せになりたいんです。方法を教えてください」

 

すると、先生はこう言いました。

 

「あなた、粘着質ですね、そんな人は幸せにはなれない」

その後、何か言ってましたが、私の耳には入ってきませんでした。

(心療内科の先生は数年後自殺を選んだ。あの時すでに心が壊れかけていたのかもしれません)

 

 

私は、絶望の淵を彷徨いました。

生きる意味が、まったく見えなくなりました。

 

 

でも――

今なら、はっきり言えるのです。

 

「あの一連の出来事があったからこそ、私は人生を変えることができた」と。

 

私は、自分の人生を取り戻すために動き始めました。

誰かの期待に応えるためじゃない。

「本当の自分」を、ようやく生きようと思えたのです。

 

 

ここまで読んでくださったあなたへ。

もしかしたら、似たような想いを抱えている方もいるかもしれません。

その気持ちは、間違っていません。

 

あなたの痛みは、あなたのもの。

比べる必要も、恥じる必要もないのです。

 

私も、あの時「もうダメだ」と思った人間の一人だから。

私は“普通の家庭”が欲しかっただけ

 

 

ある日、私は思ったんです。

「どうして私は、こんなにも怖がって生きているんだろう?」って。

 

優しいときは信じられないほど優しい。でも、突然スイッチが切り替わるように怒鳴られ、無視され、冷たくあしらわれる。

「きっと私が悪いんだ」

「また怒らせちゃったんだ」

そうやって、自分を責め続ける日々。

でも、あるときネットで「モラハラ」という言葉を見つけて、震えました。

「これ、私のことだ」

そう思った瞬間、涙が止まりませんでした。

 

私はただ、家族で笑って過ごしたかっただけなんです。

子どもたちと一緒に、パパの帰りを楽しみにして、帰ってきたらみんなで笑いあって、そんな当たり前のような温かさを求めていただけ。

 

でも、私が結婚した相手は、そんな日常を壊していく人でした。

愛されるどころか、利用され、踏みにじられていた。

それを「愛」だと信じたかっただけなんです。

 

 

今、あなたが「おかしい」と思っているその直感を信じて

 

 

モラハラ加害者は、自分のしたことを「ひどいことだ」と思っていないことが多いです。

たとえ相手が心を壊しても、「自分のせい」だとは思わない。

そんな人に、自分の心をゆだね続けてはいけない――私は身をもってそう感じました。

 

インターネットがあったから、私は知ることができました。

そして今、こうして伝えることができる。

モラハラは、あなたのせいではない。

今この瞬間も、あなたは「そこから出ていい」存在なんです。

 

 

私は、愛されないことに慣れてしまっていた

 

私はずっと、

「家族って、あたたかいもの」

「夫婦って、支え合うもの」

そう信じていました。

 

だから、信じたかった。

あの人の優しさを。

あの人の言葉を。

たまに見せる笑顔を。

 

だけど、その優しさのあとに必ず来るのは、

冷たい態度、怒号、無関心、そして傷つく言葉。

私はまるで、「餌をチラつかせられる犬」のように、

一瞬の愛を信じたくて、ずっと待ち続けていたのかもしれません。

 

それでも私は、「この人と幸せになりたい」と願っていました。

なぜなら、私はこの人のことを本気で愛していたから。

心から、大切に思っていたから。

 

でも、気づいてしまったんです。

 

「この人は、私を大切にしていない」

「私の愛を、都合よく利用していただけだった」

それに気づいた瞬間、私は震えました。

今までの自分の純粋さが、無防備さが、哀れに思えて。

でも同時に、こうも思ったんです。

 

「よくここまで頑張ったね」って。

 

私は、愛されないことに慣れてしまっていた。

でも、もうそれは終わりにします。

私は、私を大切にします。

もう、自分の命を削って誰かを喜ばせようとは思わない。

 

怒りも、悲しみも、苦しみも、

すべてが私を目覚めさせてくれたんです。

 

だから私は今、はっきり言えます。

 

「あなたなんかいらない。私はもう自由になる。

 

これは復讐じゃありません。

これは、私自身への宣言です。

 

私は、自分の人生を取り戻します。

自分の足で、自分の心で、これからを歩いていきます。

私は、私の人生の主人公になるんです。

 

もし、今この文章を読んでいるあなたが、

私と同じように心の中で泣いているなら、伝えたい。

あなたは、もっともっと愛されていい存在です。

あたたかくて、静かで、優しい世界が、ちゃんとあなたを待っています。

 

私は、やっとその扉を開けました。

あなたにも、その扉がきっと見つかるはずです。

 

もう、ひとりじゃない。