沿岸部へ | シャアのひとりごと

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2010年11月にauoneブログから移転。
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その日にあったことを書いています。
最近はあつ森とスプラ3のことが多いです。

昨日の自衛隊イベント見学後、時間がまだ10時を少し回ったぐらいだったので、震災の津波の爪痕が残る沿岸部へ行ってみることにしました。



最初に行ったのは、岩沼(いわぬま)市にある、千年希望の丘。

この辺り一帯は住宅地でしたが、震災の大津波でほぼ全ての家が流されました。

 

 



丘の周りは植樹されていて、犬の散歩に来ている方がいらっしゃいました。



階段の近くには、震災前のこの辺り一帯の航空写真が。

 

丘の上に登る階段は、津波で被災した建物の柱などを再利用したものだそうで、看板が立ててありました。

この丘は震災後周囲に建物がなくなってしまったので、将来また津波が襲ってきた場合は、ここで津波の力を減衰させるとともに、避難場所の役割も果たすそうです。

丘の上から周りを見渡してみました。



正面の白いものは震災後に作られた堤防で、その奥は太平洋。

 

  

  



正面奥は仙台空港。

名前に「仙台」と付いていますが、仙台の南隣の名取市と、更に南隣の岩沼市にまたがっています。

 

空港のUP。



グーグルマップより。

上の地図を見ていただくと分かりますが、仙台空港は間近に海があるので、震災当日は津波が押し寄せました。


その後県道10号線を南下。

 

 

 

ここは以前から海岸沿いを通っていたのですが、家は津波で流されてしまい、たまに残っているのを見かけても、津波の被害に遭っていて、住める状態でないものがほとんどです。

途中で車を停めて海岸まで行ってみました。



何もありません。

左の白いのは堤防。

 

堤防の上。

左が南側、右が北側。

まっすぐ堤防が続いています。



堤防の下はこんな感じになっていて、以前あったはずの砂浜はすっかりなくなっていました。



更に南に行こうとしたら、通行止め。

道路を変えて更に南へ。

 

宮城県の一番南にある、山元(やまもと)町の坂元(さかもと)地区に到着。

左の写真は、正面中央がJR常磐(じょうばん)線の坂元駅があったところ。

駅舎は津波で流されてしまい、線路の土台しか残っていませんでした。

平成29年春に運転再開を目指していて、駅舎は現在地よりも内陸に作る予定だそうです。



更に南下していたら、津波をかぶって廃校になった小学校を見つけました。

 



宮城県最南端の磯浜(いそはま)漁港。

ここも津波の被害に遭っており、まだ工事中でした。

震災から3年経ちましたが、宮城県南部沿岸の復興はまだまだだと感じました。

今年中には震災後まだ行っていない県北地区の、気仙沼(けせんぬま)や南三陸(みなみさんりく)に行ってみたいと思います。