普段から運動不足なのに、雪の降る中、温泉街にある「薬師こけし堂」まで登った、というのもあるかもしれません。
グーグルマップに昨日行ったところを書き込んでみました。

右上の駐車場まで行くのに、国道から別れた道を行くのですが、これは国道115号線の旧道。
途中に大きなカーブがあるし、道幅が狭く、結構急な登り坂でした。
地図中央左寄りにあるのがこけし祭りの会場で、ちょっとした広場になっています。
祭りの期間中は、ここと駐車場を結ぶ無料のシャトルバスが運行されます。
地図左端の薬師こけし堂は、祭り会場からは大した距離ではないのですが、小高い山の上にあるので、石段で登っていきます。
雪がなかったら難なく登れたでしょうが、足元が滑りやすくなっていて余計に体力を使ったのでした。
さて、抽選こけしと渡辺鉄男工人にいただいた作品の写真を紹介します。
左が齋藤弘道工人、右が井上正孝工人のこけし。
高さは左が約19cm、右が約18cm。
伝統こけし最新工人録(平成23年カメイ美術館発行)によると、齋藤工人は師匠について昭和30年から修行してこけしを作り始めたベテランですが、井上工人は土湯伝統こけし工人組合で修行して、平成18年7月からこけしを作り始めたそうなので、こけし制作歴は約10年と割と若いようです。
渡辺工人にいただいた作品がこれ。
分かるかなぁ。
すごく小さい独楽(こま)です(当然ながら回すことは出来ません)。
どのぐらい小さいのかというと・・・。
左が対比用の米粒なので、いかに小さいかが分かると思います。
こんな小さい独楽を木地からカンナで切り出し、筆で色まで付けてしまうなんて、神業としか言いようがありません。
あまりに小さいので、無くさないように持って帰ってくるのが大変でした(^^;)
もう1つ手に入れたこけしを忘れていたので、それも紹介しておきます。
津軽こけし館のテントで、1回1000円のくじの景品として入っていたこけし。
長谷川優志(はせがわ・まさし)工人の作品で、高さは約4cm。
抽選箱にストラップや小さいこけし、工人さん手作りの木製バッチなどが入っていて、手探りで引き当てるものでした。
旦那にはストラップを引き当てて欲しかったのですが、箱の中を探っていたら、ひときわ大きかったこの子が気になったみたいです。
実はこのこけし、去年10月に青森の津軽ねぷた村へ行った時にお邪魔した、長谷川工人の工房で買ってきたこけしの兄弟。
左が去年買ってきたこけし、右が今回当てたこけし。
左は頭がリンゴになっていて、困った顔をしています(ご本人は「それを狙って作った」そうです)が、今回のこけしは素直な感じ。
伝統こけしの技術を生かした、現代風のこけしですね。
たまにはこういうこけしがあってもいいと思います。
次回行く予定のこけしイベントは、宮城県南の白石(しろいし)市で、来月3日から5日まで開催される「全日本こけしコンクール」です。
招待工人さんのリストが「青葉こけし会」さんのHPにありますが、ベテランから今注目の若手まで、バラエティ豊かな工人さんが揃うとのことで、今から楽しみです。