青森へのこけし旅で何度かお邪魔した、黒石市の「津軽こけし館」。
そこのスタッフSさんが「こけし絵日記~津軽こけし館のめごこ達 」というブログを書いているのですが、楽しいのでPCのお気に入りに入れてあります。
今朝もPCを起動して、いつものように更新履歴を確認していると、「いつも応援してくださっているみなさなへ」との見出しが。
「あれ?もしかしてどなたか退職されるのかな?」と思いつつ読み進めていくと、Sさんが来月20日付でこけし館を退職し、実家へ戻られるとのこと。
他のスタッフが数日前に自分のブログで、「こけし館に新しいスタッフが増えた」と書いておられたのですが、今考えるとSさんが辞めるのでその補充人員だったわけですね。
今回新しく入った方は、平成7年から18年までこけし館に勤務していたことがあるので全くの素人ではないのですが、今のこけしブームが来る前に勤務していたこともあり、以前のことは知っていても今のこけしブームには驚いているようです。
津軽こけし館は、先日もNHKで取り上げられているし、他の放送局さんも何度か取材に来ているようで、今のこけしブームの中にあって、一番の注目の的(だと思っています)。
Sさんの『今のいわゆる「第3次こけしブーム」は、どうしても関東主導であり、肝心の東北の産地ではそれを自分達のものにできていない面が多々あります。
こけしは東北が生きていくためになくてはならないもの。
関東のみなさんが盛り上げてくださることは嬉しいことですが、反面、言い方は悪いですが、稼ぎどころを関東に取られてしまっている部分もあるんです。
もっと東北主導のものにしないと、本当の意味でのこけし産業の盛り上がりは望めないのではないかと思います。』
との書き込みに、私も読みながら「そうだよなぁ、肝心なこけしの産地は一部を除いて盛り上がってないんだよなぁ」と思いました。
Sさんは退職後、実家の牧場を手伝いながら、こけしにも関わっていきたいとの目標があるので、微力ながら私も応援したいと思います。
何といってもSさんのご実家は、わが宮城県からも近い岩手県ですしね。
あと1か月ですが、Sさん、お疲れ様でした。
そして、新しい夢に向かって頑張って下さいね。