ろくろまつりに行ってきました | シャアのひとりごと

シャアのひとりごと

2010年11月にauoneブログから移転。
基本的に、趣味、興味があることや
その日にあったことを書いています。
最近はあつ森とスプラ3のことが多いです。

昨日から「みやぎ蔵王こけし館」で開催されている、『第24回全日本伝統こけしろくろまつり』に行ってきました。


会場に着くと、思ったよりたくさんの来場者が。


さっそく入館してみると、来場者が招待工人のこけしの描彩を見学していたり、工人さんと歓談したり、お目当てのこけしを購入したりしていました。


会場の写真を少し。


シャアのひとりごと シャアのひとりごと

こんな感じで、招待工人さんが並んで作業をしているところが見られました。


右側の写真は、宮城・弥治郎(やじろう)系の佐藤英之(さとう・ひでゆき)さん。


Tシャツの背中にプリントされていた、こけしのイラストがかわいらしかったです。


ちなみに招待工人は、佐藤さんの他、青森・津軽系笹森淳一(ささもり・じゅんいち)さん、秋田・木地山(きじやま)系の北山賢一(きたやま・けんいち)さん、山形・肘折(ひじおり)系の鈴木征一(すずき・せいいち)さん、宮城・鳴子(なるこ)系の柿澤是伸(かきざわ・よしのぶ)さんの5名。


笹森工人は、去年の暮れに工房兼自宅が火災で全焼してしまい、長らくこけし作りが出来ませんでした。


そのことを思い出したので「大変でしたね」と声を掛けると、ようやく工房を再建し、このイベントからこけし作りを再開したとのことでした。


弥治郎系の佐藤工人は、福島のいわき市でこけし作りをしていました。


しかし、去年の震災で発生した東電の福島第一原発事故で、一時群馬に拠点を移してこけし製作をしていましたが、今年3月にいわきへ戻りました。


鳴子の柿澤工人のお店には、今年5月にお邪魔しましたが、ご本人にはお会い出来ませんでした。


そのことをお話しすると「俺、いつもいないって言われるんだよね。」と、笑いながらおっしゃっていました。


別な場所では、子供たちが独楽の絵付け体験をしていました。


シャアのひとりごと  シャアのひとりごと

今年修行を終えた新人工人さんが、ろくろを回しながら木を削り出して作った独楽に、筆で線を書いていくのですが、なかなか上手でしたよ。


私達の後ろで見ていた大人の女性が「私もやってみたい!」と言っていました。


私だったら、緊張して手が震え、こうはうまく描けないかもしれませんね(^^;)


こういうイベントに行くと、やっぱりこけしが欲しくなります。


ということで、旦那さんは柿澤工人の4.5寸のこけしを購入。


シャアのひとりごと  シャアのひとりごと


シャアのひとりごと  シャアのひとりごと


シャアのひとりごと

前から欲しかったという、笠をかぶったこけしも何体かあって迷いましたが、「シュッとした感じがいい」ということでこの子に決めたそうです。


髷(まげ)付のこけしはこれで6体目ですが、髷は一番大きいです。


さて、今月27日から28日にかけて、5月に注文したこけしを引き取りに、青森県黒石市の奥瀬(おくせ)陽子(ようこ)・恵介(けいすけ)工人の自宅兼工房へ行くことになりました。


本来であれば、20日と21日に開催される「第25回全国伝統こけしフェスティバル」の時期に合わせて行きたかったのですが、電話で確認したところ、その時期はたくさんのこけしファンが奥瀬工人を訪ねてくるということで、時期をずらしての訪問となりました。


奥瀬家は元々故・鉄則(てつのり)さんが、津軽系こけしの始祖と言われる盛秀太郎(もり・ひでたろう)の弟子としてこけしを製作していましたが、鉄則さんが亡くなられた後、奥様の陽子さんと息子さんの恵介さんがこけし工人となり、こけし製作をしています。


ピンクの背景にこけしの写真が目を引く「kokeshi book」をお持ちの方ならご存知だと思いますが、この本の表紙のこけしを作った方が奥瀬恵介さんです。


シャアのひとりごと
我が家にある「kokeshi book」。


陽子さんに2体、恵介さんに2体の計4体を注文してきたのですが、どんな仕上がりになっているか楽しみです。