ブログネタ:原発反対デモ、共感する?しない?
参加中
私は共感しない 派!
被災地・宮城県に住んでいる私からも、ひとこと言わせてもらおうかな。
原発反対デモについてですが、私は共感出来ません。
今まで原発で発電していた電気を使っていた事実があるのに、事故が発生した途端、それから目をそむけて反対デモに参加するっておかしいと思います。
福島原発の管理が東京電力だということで、東京電力本店のある東京でデモをやっていたりしますけど、事故があった福島第一原発の電気って、首都圏向けの電気だって知っている人がどれだけいるのか疑問です。
福島は東北電力の管轄だから、一部例外はあるでしょうが、福島の人が使っている電気は東北電力が作った電気のはずです。
東京電力が管理をきちんとしてこなかったから、今回の震災で事故が発生したわけで、宮城県内にある東北電力の女川(おながわ)原子力発電所はちゃんと冷温停止していますよ。
原発が危ないからって、原発を廃止し、太陽光や風力、水力などの自然エネルギーに切り替えれば、自然にやさしいし、原発のような危険性もないような発言を聞いたことがありますが、所詮は自然相手。
天気が悪くて太陽が出ない時もあるし、風力だって風が吹かない時もあるし、山の上のような場所に設置することが多いから、落雷での故障も多いと聞きました。
水力はというと、7月に福島や新潟で大雨が降って川が氾濫し、多数の水力発電所に被害が出ています。
(新潟は東北電力管内なので、発電所もあちこちにあります。ただ、柏崎・刈羽(かしわざき・かりわ)原発は東京電力管轄ですので、お間違いなく。)
水力発電は、東北電力管内だけで100万kwもの発電が出来るそうですが、今のところ実際に発電出来ているのは約7万kwだけ(そのうち約5万kwは、たった一つの水力発電所で発電しています)なので、水力もあまり当てには出来ません。
電力会社では、環境に悪影響が出る火力発電を、燃費のいい発電方法に切り替えたり、それが出来ない発電所は廃止したりしていますが、いかんせん電気が足りないので、火力発電所に頼らざるをえなくなっています。
この間なんて、昭和40年代に作られて、老朽化で止めていた発電所を、再稼働することになったとか。
今まで、日本の総電力供給量の約3割を原発が担っていたのですが、今回の震災で原発は点検のためほとんどが運転停止中。
定期点検などを合わせると、来年には全原発が運転停止することになります。
点検が終わり、再稼働出来る原発もあると聞いていますが、住民の反対があるので、再稼働の時期は未定。
原発が担ってきた3割分の電気を、自然エネルギーで賄うのって、技術的な面でもまだ無理じゃないのかな。
家庭でも企業でも節電協力している中、県内で輪番節電に協力していないパチンコチェーンがあると聞いて、腹立たしく思います。
どこかの知事も言っていませんでしたっけ?
パチンコ屋なんかいらないって。
デモ反対の話からかなり脱線してしまいましたが、この際なので、聞いた話やネットで調べた範囲で、知っていることを書いてみました。
とにかく、これだけは言わせてもらいます。
「原発の使用を反対するなら、電気は使うな。」