おじいちゃん | 札幌茶楼 茶譜(旧 中国的茶楼 茶譜)

茶譜の常連さんの中に、Sさんというおじいちゃんが居ます。
80歳近いのですが、おじいちゃんと言うのは失礼な位に元気いっぱい!
カメラを片手に色んな所に出掛けて、1~2ヶ月本州に行くのも度々。

紅茶が好きで、百貨店や色んなお店の人とも仲良しでいつも行く場所が沢山あります。
ESTAに店があった時は週4日以上は来てくれて多い時は、日に2回もショック!

「Sさん、タイムカード必要なんじゃないの~?」と皆でよく笑ってました。
お客さんと言うよりも、身内に近い感じだったので、私達も好きな事言いたい放題(笑

周りから見たらビックリするかもにひひ


そんなSさん、チセでの茶譜には6日、初めて来てくれました。

月一茶譜には来てくれてますが、最近は天気も悪く全然会ってなかったので

凄い久しぶりべーっだ!

相変わらず二人で毒舌を吐きながらも色んな話をしてると、

何回も「いやぁ~頑張るねぇ」と。

「そんな事無いよ~まだまださ」と私。

たわいも無い会話をしながらも、久しぶりのSさんは、やっぱりちょっと歳を取ったなぁ。


Sさんと話をしているとお爺ちゃんの事を思い出します。

小さい頃は遊んで貰ってたけれど中学生、高校生となるとどう接して良いのか

分からず、殆ど会話はしてなったです。

多分お爺ちゃんも同じだったと思うので、「学校どうなんだぁ?」とかいつも同じ事ばかり聞いて来るので、何だか面倒臭いと思ったのも正直ありました。

その内にアルツハイマーになって施設に入り、亡くなるまで会話はしてませんでした。

それから年月が過ぎて茶譜でSさんと知り合ってから、

「あ~こんな風に色んな話をしたら良かったなぁ。面倒臭く思ってたなんて酷いなぁ」って

思う様になりました。

だから、Sさんと話す時は、そこに自分のお爺ちゃんを見てる様な気持ちになります。


1時間程居て帰る時に、今迄に見たことが無い優しい笑顔で

「頑張んなさいよ!お店にも沢山来るからさ」と私の肩をばんっと叩いて歩いて行きました。


もぉ!そんな事言うなんて反則なんだからぁ泣く猫