穏やかな天気の中、5月の茶譜も無事終了しました。
4月は茶譜がお休みだった為、1ヶ月ぶりです
「maison」もプチリニューアルして、カウンターが出来ました
カウンター越しに店内を見渡すと、今までとは違った感じに見えてきます。
そして、走馬灯の様に昔の茶譜を思い出し(まだ死んでませんが(-_-;))
一人感慨深くなってました。
やっぱりカウンターって良いなぁ・・・。
午前中のお茶会は、3種類飲み比べという事もあって少々慌しく進んで
行きましたが、初参加の方も含め楽しく過ごせた様で一安心でした。
そして、旦那さんの転勤で帯広に行ってしまった常連さんのYちゃんも参加です!
50年物の文山包種茶があるという事で、わざわざお茶会の為だけに来てくれました。
本当に嬉しかったです
お茶会
テーマ 「文山包種茶(ブンサンホウシュチャ)」の年代の違いを楽しむ
1種類目「文山包種茶」
通常の文山包種茶です。
青茶の中でも発酵が一番浅い為、茶葉の色合いも緑。
フレッシュで緑茶の様です。
花を思わせる香りを放ち、すっきりでクリアーな味わいです。
2種類目「文山包種茶老茶 20年」
老茶とは、1~2年に一度乾燥・焙煎を繰り返し熟成させ、10年以上経ったお茶の事を
老茶(陳年茶)と呼びます。
元来老茶とは、良いお茶が出来た時に家族の為に私蔵し何度も乾燥・焙煎を繰り返した
お茶の事です。
それゆえに、老茶は品質が良くなければ無理ですし、やはり茶師の腕が良くないと
出来上がらないお茶でもあります。
熟成された果実香を放ち、後味は黒蜜の様な甘い味わいです。
ドライフルーツとも実に相性が良く、お茶が進みます。
今回参加された方から、知り合い手作りの「文旦」と「みかん」の
蜜漬けを頂きました。程よい苦味が、このお茶にもピッタリでした
本当に香りが良くて、参加者全員がこのお茶が一番気に入ったとお茶会終了後
話してました。
常連Pさんが「私、飲む時いつもぬるいんだよねぇ・・・」と。
一瞬し~んとなりましたが、次の瞬間大爆笑!
最初、皆意味が分からなかったのですが、要するに香りに魅了され、
皆が飲み始めても、一人聞香杯を離せないからです
そして今回もそうでした(笑
3種類目「文山包種茶老茶 50年」
このお茶は、3月の台湾で偶然見つけたものです。
皆が飲むまで、あえて言いませんでしたが(衝撃を受けて貰おうと思ってたので)
飲んだ時は、「えぇぇ!プーアル茶?!」と思わず聞いちゃいました。
プーアル茶の味を知らない方は、分からないですね。
初めて飲む方には、泥臭いというか、ちょっとお薬っぽく感じると思います。
20年物とは違い、一瞬、違った意味で皆さん無口になり(笑)、言葉を選んでコメント
してました
今回このお茶は、ブログにも書いてたように喫茶でも出そうと思っていましたが、
値段がかなり高額になるし(1300円)、文山包種茶を知らない人が飲んだら
「金返せ~!」状態になるのではと思いやめました。
金返せは冗談だとしても、やはり本来のお茶を知っててこそ楽しめるかなと。
なので、今回は3種類飲み比べでしたので、このお茶の変化が十分に楽しめたと
思います。
少量ですがまだ残っていますので、メニューには載せませんが、
もし気になる方は、来月以降「是非飲みたい」と言ってください(笑
デザート
「ベイクドチーズケーキ~茶譜風~」
先日お伝えしていた様に、形は変わりませんが、下の部分には烏龍茶が入った
タルトの様な生地で仕上げました。チーズの味に負けない位に茶葉の香りを出すのに
嗜好錯誤したかいがあり、皆さんから「美味しい!」等かなり嬉しい言葉を
沢山頂きました。
Mさんからは「天才!」と、あり得もしないお言葉を頂き
「単純で調子に乗るからやめて~」と言ったら、Pさんまでもが
「もっと言って調子の乗らせよう!」と悪魔のささやきが聞こえてきました
午後の喫茶は、4時半に閉めるのにも関わらず、結構お客さんが来てくれました。
エスタ店からの常連さんのおじいちゃんSさんも久々に来てくれて、
何やらごそごそ。
気付いたら、サンクスで買ってきた「アイス最中」を食べてたり、パンを食べてたり( ̄▽ ̄;)
私に「美味しいよ」って・・・
_| ̄|○
いや、いいんです!Sさんはいつもだから。
私達にも買ってきてくれました・・・。ありがとう・・・。
そんなこんなで5月も楽しく終了しました。
来月はどんな事があるかなぁ~
かなり苦労しました。