映画「悪人」 | 札幌茶楼 茶譜(旧 中国的茶楼 茶譜)

私が映画が大好きで、特に映画館で見るのが好きなのです。

あの空間がたまらないのです。


中国的茶楼 茶譜
深津絵里が好きな私は、ずっと見に行きたくて行けなかった「悪人」をやっと見てきました。


私の今年No、1です。

久々に胸にズシっと来ました。ちょっと泣き過ぎましたが(^_^;

面白いとか感動したというのとは全く違い、良かったと表現するのが陳腐に思える位に

切なく私の心を揺さぶりました。

見終わった後、親の事、人との繋がり等本当に色々考えてしまいました。

人はそんなに綺麗な物じゃないと思うし、自分でも知らない自分を知って嫌になったり

誰しも心の闇ってあると思ってます。そこの部分をかなりえぐられました。

ネタバレなるので詳しくは書きませんが、殺された女の子のお父さんが

「人は大切な人がいないとダメだ」と語るシーンは、切なく本当にそうだなぁっと思いました。


それにしても出ている役者全て完璧だし、改めて役者って凄いなぁと感じました。

そして妻夫木は、凄いの一言でした。見るまでは、妻夫木かぁ(-_-)とがっかりしてましたが、

撤回します、ごめんなさい。

以前トーク番組出ていた時、また役が抜け切らなくて、自分の今までの性格が

分からなくなっていると言ってたのですが、映画を見るとそれが分かります。

今までの彼のイメージは全く違うし、かっこ良さ色気なんかは全くなく、祐一(役名)自信です。

深津絵里にしても、まじめでダサい感じの彼女がどんどん綺麗になっていく感じも凄いし・・・。


因みに私の後ろにいた女性は、眠くて仕方が無かったそうです(-_-;

ネットの感想でも、気持ちが分からないとかどうして最後はああいう展開になったのか?等と

書かれていましたが、私には痛い程分かり、この作品に出会えた事に感謝する位の作品でした。

昨日、先に見ていた友人とメールで感想を言い合い、とまらなくなり、朝まで語れる勢いでした(^_^;