今日の京都は小雨の降る寒い日です。吐く息が白いです。能登地方は雪。被災された方々のことを思うと、本当に胸がしめつけられます。


何か出来ることはないかと思っておりましたら、お正月 ご家族と珠洲市の実家に帰省していて被災した、お茶の社中仲間の板前さん(ご両親を連れて、京都の自宅に戻ってこられた。)。彼のインスタで、石川県在住の料理人仲間の方々が、現在 温かい食べ物の炊き出しを行っていて寄付を募っていらっしゃるのを知りました。我が家も僅かではありますが寄付をさせていただきました。


ご参考まで


(1月15日現在。もしかしたら1.5次避難、2次避難が始まり、支援も次の段階に入っているかもしれないと想像します。)





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先日の我が家の会話です。

お父さん 日本は地震・災害の多い国で、毎年のように洪水や何年かに一度大きな地震が起こっているじゃない?

お母さん うん。地震活動は活発化の周期に入っているというしね。日本中いつ、どこで大地震が起きてもおかしくないのよね。

お父さん  僕 思うんだけどね、こういうのを自治体に任せておいてよいのかなって。負担が大きすぎるんじゃないのかな。今回も備蓄があっという間に無くなったっていう話だし。あと、自治体が経験したノウハウってそこで完結しちゃうよね?100年に一度くらいの経験だから。

お母さん  ふむふむ。

お父さん  もう、ここは国がイニシアチブをとって予算を計上する時期に来ているんじゃないかな。例えば「復興庁」を「災害支援・復興庁」にする。国内の数カ所に、(各ニーズに備え支援物資を即 提供出来るよう常時備蓄しておく)大規模なセンターを作るわけよ。

お母さん  ほうほう。すぐ出動できるよう自衛隊の基地のそばにとか?

お父さん  うん。大きな災害は都市部で起こるか山間部で起こるか海の近くで起こるかによっても、必要とされる支援は全く違うとは思うけれど。あと季節もね。冬に起こるか夏に起こるか。

そして自治体や自衛隊、各分野の支援者が経験したことを一元化、一本化してデータベースにまとめておいて、みんなで共有すれば良いと思うんだ、そのノウハウや知恵が蓄積されていくわけよ。つまりある程度マニュアル化しておくわけ。そうすれば各自治体なんかは、それを元にそれぞれの計画を最新のもとにアップデートしていける。

お母さん  なぁるほどね。今もうすでにある程度行われていると思うけれど、国主導で自治体ごとに支援県や市を前もって複数マッチングさせておくのはどうかしらね。広域災害の場合、離れた無傷の自治体が対象県や市に駆けつけることができる。」

お父さん  あとね、力のある大企業なんかは、災害が起きた時、自分のところで出せる支援や物資などを、前もってそのデータベースに登録しておくのはどうかな。(この場合ある程度「国の命令」で、半ば強制的に、行う。)

お母さん  災害が起きた直後、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後では求められる支援も形が変わってくるしね。

お父さん  うん。あとね国によっては「徴兵制」ってあるじゃない?それとは違うけど似たイメージで。「災害支援」は社会全体で薄く広く担うのが良いと思うんだ。例えばね、企業はその会社の規模や得意分野に応じて支援する「人員(ボランティア)」を出す。IT企業はITに関する支援とかね。会社はその間それを仕事としてみなしてお給料を支払う。国は企業にその分の援助金を出す。自治体の人たちも被災しているわけで、その分の負担を減らすことが出来るし、マンパワーを他に回せるじゃない?

お母さん  災害が起きた直後だけじゃなく、長い期間その地域が立ち直るのには時間がかかるしね。

お父さん いやそれは1ヶ月とかでも良いと思うんだよね。IT関連だったら遠隔でも出来るし。
現地に入る人達について言えば、例えばその人達のためにハウスメーカーが仮住まいするところを用意し、食品メーカーが食べ物を用意するとか、ね。

お母さん  個人のボランティアも、自分ができること、出来る期間など、国のデータベースに登録しておいて、各自治体が必要な時に必要な人に連絡を取れるようなシステムとかね。


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とりとめもない話、失礼いたしました。大事なポイントがあるような気がして、ブログに書きました。
災害支援の国としての一本化。いかがでしょうか?
4つのプレートが出会うという特異な日本列島。
東南海地震、首都直下地震、無数にあるという各地の断層の断層型地震。考えたくはないけれども、歴史的に繰り返し起きています。もしも万が一それが起きた時どうするのか?広域の場合に起きうる大混乱。必要な支援をいかに迅速にいきわたらせることができるのか。全国民参加型?の支援。もう少し突っ込んで議論しておくべきではないかと考えるのですが。


えー