(三枚とも  Trip Adviser よりお借りしました)




今やってみたいことのひとつに「座禅」がある。




呼吸を整えること。。。




とても大切な事のような気がする。
すべてに通ずる。




今、記憶をたどりながら、過去の事をblogに
綴っていると、30代は仕事の傍ら本当に
色々なことにチャレンジしていたなぁ、と思う。




一回だけ、お寺に泊まり込みで座禅を組みに
行ったことがあります。
鎌倉で一番好きなお寺、北鎌倉円覚寺内、
の「居士林」






済蔭庵(さいいんあん)(居士林)
第58世曇芳周応(どんぽうしゅうおう)の塔所。本尊は
不動明王。現在は居士林、すなわち在家信者のための
坐禅道場となっている。建物は牛込(東京都新宿区)に
あった柳生流の剣道場を、昭和3年(1928年)柳生徹心
居士より寄進され移築したものである。
                                                               (引用  Wikipedia)

居士林は確か漱石の小説にも出てきます。



中間管理職となり、それまで指導を受けていた
先輩達の、勤務評定をしなければならなくなり、
精神的にけっこうしんどかった時期。



座禅初心者は、まずは一時間とか半日の体験も
あっただろうに、何故か一泊した。土曜日の
夕方に入り、日曜日の午前中まで。



(私が色々やらかしている『例えば、「鶴岡八幡宮
さんごめんなさい❕」の記事参照』のは、
blogを読んで下さっているみなさんはお分かり
だと思うが、実はこの時もやらかした(笑)滝汗
まぁその話は後に取っておくとしててへぺろ)



しかしこの体験は、一回だけだったがとても鮮烈で、
後々の自分の人生に影響を与えたと思う。
今になってからのほうが、よりはっきりと、
この時に学んだことが理解できる。



ある土曜日の夕方。参加者は三々五々居士林に
集まり、初心者は前もっての説明を受け、
17:00から座禅会がスタートした。
時間の区切りは、昔のことなので忘れて
しまったが、40分か45分座禅を組み、5分か10分
休憩、といったところだったろうか。。。
道場内はうすぐらく、静寂のみ。
それぞれがただ、自己の呼吸に集中する。



勿論会話は厳禁。歩く時は、お借りした袴に
手を両側から入れ、決して出さない。



                                修行僧  (Trip adviserより)




参加者は何名くらいいたのだろうか。25名くらい?
私のような初心者が4~5人。何年も通って
いらっしゃるビジネスマン。
学生や主婦なども沢山おられた。



夜、9時までその何セットかが続き、熱々の
ほうじ茶とお煎餅をいただき一旦解散。
(夕飯は無し)
後は各々、外に出て仏殿のまわりなどで座禅を
組んだりした。季節はいつだったんだろう。
確か新緑の頃。とても気持ちが良かったのを
覚えている。
真っ暗ななかの静寂。全く怖くはなかった。















                                                 ( Trip adviserより)




23時に就寝。女性は4人。二間くらいの境内の
小さな家が寝る場所。無駄口はたたけない。
何年も通っていらっしゃるという凛とした
雰囲気の方が、口数少なく説明をして下さった。
お布団の敷きかたも畳み方も、禅寺の修行僧に
準じて全部お作法がある。



午前3時起床。決められた時間内(15分?)に、
決められた畳み方でお布団を押し入れにしまい
少量の水で、洗顔とうがい。急いで居士林へ向かう。



再び数セットの座禅を組み、掃除。そして、
朝食。(掃除と朝食の順番はうろ覚えです。)
粥に沢庵。と、ほうじ茶くらいだったろうか。
作法もすべて禅寺のきびきびしたもの。
(後に茶道で茶懐石を経験し、その作法が、
ここから来ていることを知った。)

質素だが、なにか五感が冴え渡り、粥は
とっても美味しかった。


ここで、やらかしたクラッカー  クラッカー


食後、初心者の何人かが、足がしびれて
直ぐには立てずにいた。うううう〜。
その時、世話人の方(何年も通っていらっしゃる
リーダー)から、厳しい声がとんだ。



「そこーっ!何もたもたしてる!早く立てぇーっ!」(武士のような?シランケドてへぺろおじさんだった。)




「はいっ!」とみんな慌てて立ち上がった。




その瞬間、chappie



ずどーんとゲッソリ床に倒れ込んだ叫び
両手を伸ばして。あああーー。



恥ずかしい。。。笑い泣き





食後 参加者は一列になり、袴に両側から手を入れ、
円覚寺本堂まで進み、日曜の朝の管長さんからの
お話を聞きに集っている一般の方々に合流、
一時間ほどのご講話を聴いて、解散となった。



ふう〜〜照れ 娑婆キラキラだ。 ← オーバーニヤリ



なにか全てが清々しく、空気は美味しく、
新緑の隙間から太陽がきらきらと射し込み、
生まれ変わったような新鮮な朝だった照れ



また、座禅を組んでみたい。でも、実はこの時、
足がもの凄く痛かった。昨年、先天的な股関節の
異常が判明した。もしかしたらこの時の痛みは、
それもあったのかなと、今になって思う。

もう、足は組めないだろう笑い泣き、が、



また、やってみたい。呼吸法を学んでみたい。



家でも出来るだろうが、あの独特の雰囲気の
空間で、仏と向き合いながら頭を空っぽにしたい。



「気が通り、心が落ち着いた時、謙虚になり、
力がわいてくるニコニコ。」




そうだ、最近は海外からの観光客の方々も、
座禅を組みに寺を訪れていると聞く。
椅子での座禅をさせてくださるところもあるだろう。
今年は、そんなことも楽しみであるニヤリ