今日は土曜日、クリニックは半日。
無理かも・・と恐る恐る電話
症状を長々と説明したところ
「膵炎の可能性があるので危険です。すぐに来てください」
以下のだらだら話を、辛抱強く聞いてくれるクリニックです。それで待ち時間も長くなるわけですが。
キャバリアの長男が一昨日に、ちょっとゆるめの下痢。
その時は次男チワワもゆるく、次男の方のウンチは葉っぱだらけで緑色だったので、こりゃ二匹で庭の変な草を食べたかも・・・
もしかして玄関にあるフクシアの蕾が落ちてるのも食べたかも・・
ちょっと嫌な予感がしながら、一晩様子を見ていました。
翌日の朝、長男のウンチだけがまだ緩く、以前に処方されたディアバスターという錠剤をあげたら、夕方のお散歩では一応形を成すウンチで安心していました。
夜ごはんも終えて、ワンズのことも忘れてフィギュアスケート団体戦を真剣に見ていました。
長男が何度か、私にかまってアピールをしてきたけど、いつものことだと無視していました。
ネイサンの演技が終わり、臭い織田の号泣に白けたところで、ふと気が付くと、長男が新聞紙置き場をうろうろしています。
え?またウンチか?
長男はフィギュア選手みたいに豪快にスピンをしながら排便するので、家では広い場所に新聞紙を数枚敷いてあげます。
あわてて新聞紙を開くと、「お母ちゃん、新聞紙遅いよ~」と敷く前からくるくる回り始め、見たことがないほどの量のウンチをしました。当然新聞紙からだいぶ外れたところにも。まるで4輪のドリフトみたいな排便でした。
最初は形がありましたが、最後のほうは泥水のようにびしゃびしゃです。
こういうとき、まず自分に「落ち着け~」ですよね。
お掃除グッズを取りに行く間に、次男がクンクンしてたりして「なにやってるのばか~」
ボーロちゃんと一緒にまたディアバスターを無理やり口に突っ込んでやりました。
結局なにもかも後で吐いてしまうんですが・・
それから今朝まで8時間ほど、長男は腹痛と便意に悩まされ、私は一睡もできませんでした。
ベッドに一緒に寝ているんだけど、5分に一回は隣の部屋の「わんこトイレ」に彼はせっせと通います。
その都度私も見に行って、まったく寝るどころじゃありません。
くるくる回転しても空振りだったり、ゆるゆるの現物があったり、ウンチしようとしても出なくてちっこが出ちゃったり。
数回は現物処理したけど、何度も何度も、浅田真央ちゃんの練習か?って位、朝までくるくるを繰り返していました。
ベッドに戻ってきても寝られないようで、お座りの姿勢のまま私の顔をずーっと見ているんです。
そしてすぐ「おや?」という顔で立ち上がり、また隣の部屋へ。
そう、私だってお腹が下ったとき、そういう時ありましたよ。
もう全部出たと思っても、ベッドに戻って横になるとまたごろごろお腹が鳴って行きたくなる。
何度も夜中にトイレに通うのは辛いですよね。いっそトイレに寝ようかと思うくらい。
朝方4時ごろ、今度はベッドに大量の嘔吐。
固形物は、昨夜のご飯とベジタルチュウ(現ベジデント)が数時間以上経っても溶けずにいたようで、色は黄色っぽい。しかし、血液とか怪しい感じの色ではないが。
シーツをはぎ取ると、ベッドパッドまでしみている・・うわーん。
思い出しましたよ、長男のパピーのころを。こんなこと真冬の深夜に何度もありました。
がっつり吐いちゃったあと、少し楽になったようで横になっていびきをかいてたけど、またすぐ落ち着きなく起きてくるくる。
意に反してウンチ姿勢で出たのは、ちっこの方だった・・・が3回ほど。この場合はちっこを自分の体にいっぱいはじいてるので拭かなくちゃ。
意識してちっこするときは、ちゃんとトイレで脚を上げてするんですけど。
それからまた2回嘔吐して、これでやっと落ち着いた様子。
その後は、リビングのソファに場所を移し、そこで抱っこしながらうとうとしました。
長男も私の股の間に顔をうずめて30分くらいは寝たようです。
が、それもつかの間
今度は次男が、「腹減ったぞ~」と、ぺろぺろぺろぺろめっちゃうるさい。
もう8時半でした。
私は長男に付き合って食べなくてもいいけど、この食い渋り王のチワワが「俺は食べる!」と言うならチャンスを逃せない。
経験上、長男は絶食しなければならない。
しかし次男のご飯を見て、自分ももらえるはず!とテーブル前にお座り状態。ルーティンだから具合悪くても食べようとする。
カリカリ10粒に納豆を5~6粒混ぜてヨーグルトを小指の先ほど。初めて納豆をあげてみた。
がっついたけど、それ以上もっと欲しいという感じはなかった。やっぱりお腹が痛いんだよね。案の定食べてすぐに、便とも言えない水っぽいものが出ました。
お水も下げた。下痢の原因は水の飲みすぎかもしれないし。
で、いつものペットクリニックへ
いろいろ検査する間、私は一時帰宅・・
寝ていないせいか、まるで飲酒運転でもしてるようなぼんやり状態で危険だった。
それで、膵炎ですが・・・
長男の検査結果はCRPが低いので膵炎の可能性は低いだろうということでした。
ALPが高いけど、2週間ほど前の検査よりかなり改善してきてるので(これがもっと悪ければ膵炎の可能性もあるが)、利胆剤をこれまで通り継続する。これは水が飲みたくなる傾向があり、ゆる便になりやすいので、今後は水の量を気を付ける事。
まずはしばらく嘔吐止め、下痢止め、胃薬。飲んでる間は、油っぽい骨のサプリを休止。かゆみ止めの非ステロイド剤は継続。
ご飯は缶詰のみにして、かりかりは休止。ヒルズの缶詰、今は貴重品です。クリニックでもむやみに出せないようでした。
本日のお会計は19,164円也。
ご飯はずっとヒルズのC/Dやメタボリックスのカリカリなどを上げているけど、療法食といっても、うちの長男には脂が気になるということでした。
ということで、お初の「スペシフィック」です。ただし、これは尿石対応になっていないので、早くヒルズの缶詰が以前のように流通してほしいものです。
点滴もして、注射もして、血液も採られて、もうぐったりですよ。動けません。
帰ってきてすぐ水を飲みたがりましたが、点滴したんだから舐めるだけにさせました。
キャバリアは、病気のデパート。手がかかるんです。しっかり観察して管理してあげないといけない。だからこそ絆も深まる。この子は私が居ないと死んでしまいます。
早期発見早期治療で、できるだけ長生きしてほしいです。