君がトーマスを見たいと言ったから
ママはトーマスのDVDを準備したのに
君はアンパンマンが見たいと言うね。
君がアンパンマンが見たいと言ったから
ママはアンパンマンのDVDを準備したのに
君はトーマスが見たいと言うね。
ママの頭の中で何かがキレる音がして
「どっち?」と質問すると君はこう言ったね。
あんとぅーあす
(アントーマス)
そうだ、それこそママの息子である回答そのものだ。
だからママは怒ろうという気にもならないんだよ。
でもママはどうしても試してみたくなったんだよ。
だからそのタイミングを待ち続けたんだ。
ある日の事、相変わらず誰一人として見た事のないTV番組を要求する君がさらにエスカレートして
あんしまー
(アンパンマンとしまじろうのコラボレーション)
あんじょじぃ
(アンパンマンとおさるのジョージのコラボレーション)
じょじぃしまー
(おさるのジョージとしまじろうのコラボレーション)
そしてやっぱり言ったね。あんとぅーあす!アンパンマンとトーマスのセットが一番お気に入りな君。
ママはその一言を待っていたんだよ。
「あんとぅーあすぅ~」
「あ~、わかった♪アンドーナツな」
すると君はアンパンマンとトーマスのコラボレーションよりも気になったね。
「どなつ?」(ドーナツ?)
「うん、前から言うてたやん。あんとぅーあす、って。」
「とぅあす?」(トーマス?)
「うん、あんとぅーあすって。」
「あんとぅーあす?」(アントーマス?)
「あんとぅーあすって、アンドーナツの事やろ?」
「どなつ!」(ドーナツ!)
「アンドーナツが欲しいゆうてたんか」
「ぁんどなつ!」
「アンドーナツが食べたかったんか」
「ぁんどなつ!」
「ないw」
当然の如く大号泣の君はティラノザウルスのような声で泣き叫ぶね。
あああああああああああああ
だぁだん、ああああああああ
どなつぅぅぅぅぅうちょだいいいい
3分後、ママは優しく抱きしめ、耳元でそっとささやいたよ。
「アンドーナツはないけど、ドーナツあるよ」
見事にぴったり泣き止むんだね。
そして笑顔でママの顔を見つめた君の顔面が、ヨダレと涙と鼻水で
てっかてか![]()
になっているのを見て、ママは大爆笑しました。
光ってるね!
輝いてるね!
そして
ねっとねとだね(笑)
我が家がドーナツを大量購入する日、それは
母親と息子のおふざけが過ぎる日でもあり
「普通に食わしたれや!」と父親が怒る日でもあり
父親が一番食べたかったドーナツを息子に奪われてイラっとしたものの、普通に食わしたれと嫁に怒った手前、それほど食べたくもなかったドーナツを食べる事になってしまった日でもあり
そしてそのドーナツをめぐる、父親と母親と息子のラリーの応酬の中で、
あたちってば、どれにしちゃおうかしら
と、たった一人ドーナツを全種類一口ずつ味わい、一番のお気に入りを一個キープしながら
父親と母親と弟のラリーの応酬を見学しているプリンセスの日でもあります。
鼻水とヨダレと涙とドーナツの粉にまみれた君のその笑顔・・・・・
たった一人全種類味わった知能の持ち主の君のその笑顔・・・・
その笑顔
120兆円~♪
ミスタードーナツ
ふ~♪
余談ですが、母親をおちょくる天才の息子は、そのアンドーナツ事件以降、一切「あんとぅーあす」と言わなくなりました。
「お前がやることはえげつない!こいつ傷ついとるわ!」と言うおとん。
いいえ
そんな生半可な息子じゃありません。
アンドーナツ事件以降、息子はこう言うようになりました。
とぅあすどなつ!
(トーマスドーナツ)