覚悟
訃報が入った。
一緒に仕事をしてきた会社の先輩が病気に負けてしまったと。
別の支社の方だったけど出張のときは一緒に飲みに行ったり、
休日に出社すると隣の会議室のテレビをつけて
仕事しながらアタック25に参加したりするおちゃめな人だった。
去年の4月ごろどうも咳が止まらず、マスクとのど飴を差し入れたり
急激にスリムになった姿に驚いたりした。
ちょうどダイエットをしているところだったらしく、
「いい調子で痩せてくよ~」と言ってたけど
その減量は体を蝕む不健康なものだったのだ。
お葬式に参列した先輩から聞いた話によると
式の最後に本人からのメッセージがあったらしい。
6月6日のビデオレター。
この病気と闘っていこうと頑張りましたが、
いかんせん相手が強すぎて負けてしまいました。
私は一足先にあちらに行きますが、皆さんは
こちらの世界をゆっくり楽しんできてください。
年に1度の癌検診だけはしっかりしてください。
それでは。
ガーン。。
誰かに頭を殴られたみたい。
もし自分だったらそんなこと、言える?
自問自答。
すごく、その人らしいメッセージ。聞くだけで思い浮かぶ。
私が生きた今日はあの人が生きたかった今日。
私が生きる明日はあの人が生きると信じてた明日。
やるしかないよね。
やるしかない。
道産子の活力
「カツゲン知ってますか?カツゲンうまいっすよ!!」
後輩Sがやたらとカツゲンというワードを連発。
美味しいとんかつ屋さんでもできたのかと思ったら
上司の北海道土産だということが判明。
これ。正しくは「ソフトカツゲン」
すごいネーミングです。
相反する二つの言葉が一つの商品に混在。
あくまでイメージだけど。
これは懐かしい味だー。
森永マミーとか、ビックル?とか乳酸菌テイストがたまらない。
北海道では「愛されて半世紀」だそうで。
カツゲンカツゲンカツゲンカツ・・・ゲンカツ験担!?!?
これは飲まなきゃいけん!!と思って飲んどきました。
ぐびっ!
でもソフトカツゲンだから、験担ぎもふわっと柔らかなのかな。。。
それは困るー。
あの頃
先日、ある方からいただいた本をやっと読み終えた。
読み応えのある本だった。
『クリスマス・エクスプレスの頃』
今は常套手段である手法の先駆けとなった事例があったり、
生み出す苦悩が書かれていたり。
あの頃のことを懐かしく、楽しそうに語るおじさまたちは
かっこいい。
一番印象に残ったのは、
91年ファイトエクスプレスの「手紙」
上京する息子へ宛てた父からの手紙。
「おまえは育った町を捨て
たくさんの友達と別れて
新しい街で生きていくことを選んだ。
そこには、
おまえと同じような若者が
数え切れないほどいるだろう。
その中でおまえは
誰とも違う、おまえという大人になれ。
おまえが捨てていくもの、
置いていく人たちに
恥ずかしくない何かをつかめ。」
夢と希望を持って外へ飛び出ていく若者が
あの頃と少し違うとしたら、その違いは”覚悟”なんじゃないか。
暖かかった親元を離れて自立する子供の覚悟ももちろんだけど、
故郷に残り、手塩にかけて育てた子供を大都会に送り出す親の覚悟、
夢と希望であふれていた若かりしあの頃を思い出し
密かに、子供に自分の夢を託す親。
そんな妄想を勝手に膨らまし、泣けた。



