この日のメインイベントはサンマルタン運河クルーズ(Canal Saint-Martin croisières)。
ラ・ヴィレット公園からサンマルタン運河を下り、セーヌ川に出てオルセー美術館前まで。14時30分出発で2時間30分のクルーズ。
出発して直ぐ、右側からサンドニ運河(Canal Saint-Denis)が合流。
解説のお兄さん。フランス語と英語で交互に説明。なかなかすごい!
ラ・ヴィレット貯水池(Bassin de la Villette)まではサンマルタン運河では無くウルク運河(Canal de l'Ourcq)。
そろそろラ・ヴィレット貯水池というあたりで2つの橋が見えて来ました。
手前がクリミア通り歩道橋(Passerelle de la Rue de Crimée)。奥がクリミア通りリフト橋(Pont Levant de la Rue de Crimée)。
クリミア通りリフト橋は名前の通り垂直の可動橋。船が通過する時だけ上に動きます。
このリフト橋は1885年に運開したパリ最後のリフト橋で、Monument historique (歴史記念物) に認定されています。
船から道路を見るとこんな感じ。上に有るのが橋の床版の下側。
リフト橋を過ぎるとウルク運河(108km)の終点。クルーズの出発点からここまで約1km。
ラ・ヴィレット貯水池。
サンマルタン運河はラ・ヴィレット公園からセーヌ川のÉcluse de l'Arsenal (アーセナル閘門) までの約4.5km。
クルーズ船内の様子。
サンマルタン運河の水位さは約25m有り、9つの閘門でその差を調整しているそうです。
ちなみに閘門(こうもん)は上流側と下流側の水位差を調整する構造物で英語ではlock (ロック) と言います。
作動前は閘門の中と上流側は同じ水位。
閘門の水位を下げて、アーチ橋の下を通過します。
高さはぎりぎりで、手を上げればトンネルに届きそう。
橋の下を抜けると、次の閘門。
どの閘門でも沢山の人が船が通過するのを見学しています。
ゲートが開くと船は前に進みます。
ここは橋の下が閘門。
ここは回転式の可動橋。
船が通り過ぎると、橋が回転して通行可能になります。
バスティーユ広場の下を抜けるトンネルに入るために水位を下げる閘門。
ここのゲートはまるで滝の様。
閘門のゲートが閉まるところ。
そろそろトンネルの出口。
バスティーユ広場の7月革命記念柱。
サンマルタン運河の終点、Écluse de l'Arsenal (アーセナル閘門)。
この先はセーヌ川。
修復工事中のノートルダム寺院。
シテ島。
ぴったり2時間半後にオルセー美術館前の桟橋に到着。
セーヌ川を渡る歩道専用のレオポール・セダール・サンゴール橋(Passerelle Léopold-Sédar-Senghor)がなかなか洒落ていたので写真を何枚か。
こちらは以前訪問した南仏カルカッソンヌのミディー運河。