すフランス旅行3日目。


この日はパリの北側、約45キロの場所にあるシャンティイへ日帰りの小旅行。



まずはメトロでパリ北駅へ。


電光掲示板の前で我々の乗る予定の列車はのホーム番号が発表されるのを待つ。


しばらく待つと16番ホームが表示される。



周辺で待っていた他の人々と一緒に16番ホームに移動。いつものフランスの主要駅での民族大移動。


9時7分発アミアン(Amiens)行き。



パリ北駅からシャンティイ駅までは2駅、約25分。



シャンティイ駅。




駅前からシャンティイ城まで無料バスを利用。
歩いても約30分。



Château de Chantilly(シャンティイ城)。



10時前にシャンティイ城に着き、10時の開門を待つ。




開門直後なので貸し切り状態。



シャンティイ城は庭園も物凄く広い。



騎馬像は16世紀にシャンティイ城の持ち主だったアンヌ・ド・モンモランシー大元帥。






お城の中はMusée Condé(コンデ美術館)。




コンデ美術館の名前はアンヌ・ド・モンモランシー大元帥からお城を受け継いだブルボン=コンデ家にちなむそうです。




入口で待ち受ける犬の像。

日本なら狛犬?




現在の城の建物と美術品のコレクションはフランス最後の王であるLouis-Philippe(ルイ・フィリップ)の5番目の息子のオマール公アンリ・ドルレアンによって再建・整備されたそうです。




1886年ににオマール公爵はシャンティイ城とコレクションの全てをコンデ美術館としてフランス学士院に寄贈したそうです。




建物に入って左に進むとオマール公の読書室。




13,000冊の書籍と700冊の写本が展示されているそうです。




写本のコレクションはフランス国立図書館に次ぐそうです。




もしかしたら、シャンティイ城で一番すごい部屋かも。



読書室の後は宮殿内の見学。


La Chambre de Monsieur le Prince (王子の部屋)





ここまでが王子の部屋。


Grande Singerie (大群猿図室) 




一言で言うと猿の部屋。


Galerie des batailles (軍事活動のギャラリー)


居室の中で一番大きな部屋。オマール公が勝利した戦いを描いた絵画11枚が展示されています。


音楽室



ダイニングルーム


Galerie de Peinture (アートギャラリー)


コンデ美術館の中核をなす部屋。約85枚の絵画はオマール公によってレイアウトされ、19世紀から同じ状態を維持されているそうです。



フランスではルーブル美術館に次ぐコレクション!



ラファエロの名作、Les Trois Grâces(三美神)。




プシュケのギャラリー。



キューピッドとプシュケの物語を描いた16世紀のステンドグラス。



皆んなこの絵の写真を撮っていました。ちなみに日本人は我々以外誰もいませんでした。


ヴィーナス・アナディオメネ(海から上がるヴィーナス)

ジャン・オーギュスト・ドミニク・アングル





上の8枚の絵画は、それぞれオマール公爵が住んでいた場所を描いたものだそうです。



日本で作られた青銅の花瓶。オマール公が1991年に入手。



これで美術館の見学は終了。



こな日のランチは城内の厨房だった場所に有るLa Capitainerie(ラ・キャプテヌリー)と言うレストラン。お店の名前は日本語でキャプテンシーと言う意味らしいです。



ランチはどうしてもここで食べたくて、城内に入ったら直ぐに予約しました。



選んだのはMENU CHATEAUという前菜・メイン・デザートで30ユーロのランチコース。


Tartine chèvre frais, marmelade de tomates

フレッシュなシェーブルチーズとトマトのタルティーヌ


Saumon roti, sauce bearnaise

ローストサーモン、ベアルネーズソース


Poulet fermier à la broche

地鶏の串焼き


これは連れが選んだメイン。


Gros chou a la crême Chantilly pralinée

大きなシュー プラリネシャンティイクリーム添え


元祖クレーム・シャンティイ (Crème Chantilly)!

これを食べたくてランチを予約しました。

食べることが出来て満足!




ランチの後は礼拝堂(チャペル)の見学。




La chapelle des Cœurs de Condé(コンデ家の心の礼拝堂) と言う説明の看板が有りました。





クレーム・シャンティを食べたくて来ましたが、コンデ美術館の内容に圧倒されてしまいました。