天魔降臨
わしじゃよ。張角じゃよ。
日々、瞑想を続け、己を磨いてきたわし。
新たに悟りを啓いたわしに、魔が降臨した。
ババーーーーーーーーーーーーーーーン
神々しい姿。まさに天魔。
我を崇めよ!そしてひれ伏すがいい!
神と同等の力を得たわしが、次に目指す先は・・・それは・・・
神を倒し、世界を統べること・・・
この世界の 神 = GM
さぁGMよ!かかってこい!わしはいつでもよいぞ!
グババババババババ!!!!!!!!!
・・・・・・・ハッッ!
おっと!!
危うく悪魔に身体を乗っ取られるところじゃた!!! ギリギリセーフじゃ。
いやぁ~ホントびっくりしたぞ。急に背中から翼が生えた時は。
正直、死ぬかと思うほどの激痛じゃった。
いきなり生えたんじゃよ!さすがのわしも度肝抜かれたぞぃ。
驚きのあまり若干、下着を汚してしまった(・・・歳じゃのぉ)
そしてこの翼、不便なことに空を飛ぶことができん。
・・・なんの為の翼じゃ。
きぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぃぃ!!!!!
存在価値・・・それは己の心次第と悟ったり。
追伸:3月から一旦布教活動を休止して、旅にでるぞ。またいずれ活動を再開する。それまでわしを、張角を忘れないでくれ。皆あってのわしじゃからのぉ。。。
残り僅かな時間じゃが、わしの戯けを見守ってくれ・・・
わしと共に太平の世を築こうという若者はカオティック・ブレイン へ
過剰な愛の行方
民よ!元気にしておるか?
わしが張角だよ。
この前、謎の老人と出会い、身体で愛の痛みを感じたわし。
あれから数日後、いつものように髭の手入れをしていると、一匹の犬がヨタヨタと近づいてきた。
先日のことがトラウマになりかけているわしは、とっさに逃げようとしたが、
どうやらこの犬は元気がない。どこか具合でも悪いのだろうか。
「おぃ、いぬっころよ。どこか怪我でもしておるのか?」 やさしく話しかけるわし。
「・・・・・クゥーン」 かなり衰弱しているようだ。
「腹が減っているのか? これでも食うか?」 わしは股の間からポカポカに温まった「肉まんじゅう」を取り出した。
恐る恐る肉まんじゅうを嗅ぎ、食べ始める犬。
「モシャモシャモシャモシャ」
徐々に元気を取りもどす犬。そして・・・
「げっぷぅ~」
犬はまるでハゲたおっさんのごとく豪快にげっぷをした。
「いやぁ~めっちゃ旨かったわぁ おっちゃんおおきに!」
突然、どこからか声が聞こえる。 だが周囲にはだれもいない。
【張角】 「まさか・・・そろそろわしの耳も限界か・・・」
【??】 「いやいや、わしやがな、ほれ、ここにおるやろ?」
【張角】 「何ぃ?・・・・誠か!?」 驚いたことに、犬が!犬が!犬がしゃべっておる!
【いぬ】 「そない驚くことでもないやろ、この前もおうてるやん!」
【張角】 「この前?ん~わしは記憶にないが・・・」
【いぬ】 「この前、狼らと遊んでくれてたやん! あんときのわしや!」
【張角】 「確かに狼に遊ばれていたが、あそこにおったのか?」
【いぬ】 「そぅや!くるぶし咬んでたやろ、あれがわしや!」
【張角】 「あ~あの狼か! ・・・?しかしおぬしは犬であろう?」
【いぬ】 「いやいや、ちゃうがな!そっちやなくて、おっさんの方!」
【張角】 「あ~そっちじゃったか~っておっさんの方!?」
【いぬ】 「訳あってあん時は人型やったんや。これが本当の姿やで!」
【張角】 「そ・・・そうなのか。とりあえず再会できてうれしく思うぞ。」
【いぬ】 「こちらこそや。さっきは肉まんじゅう旨かったで!お~きに!」
【いぬ】 「お礼っちゅうわけやないけど、あんたに力貸すわ!」
【張角】 「それは本当か!ありがたいことじゃ!」
【いぬ】 「これからやっかいになるで!よろしゅ~頼むわ!」
【いぬ】 「おっと、自己紹介がまだやったな。わしはムチゴロウ。ガチ・ムチゴロウ言うんや!」
【張角】 「ガチ・ムチゴロウとは凛々しい名前じゅのぉ わしは張角じゃ、よろしく頼むぞ!」
こうしてわしは新たな仲間 「ガチ・ムチゴロウ」 と仲間になった。
皆も困っている犬がいたときは優しく食い物を与えてやれ!さすれば新たな道が開けるじゃろう!
きぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーぃぃ!!!!!!
追伸:ガチ・ムチゴロウでは正直恥かしいので、本人に内緒で「赤兎牙」と呼んでいる・・・
わしと共に太平の世を築こうという若者はカオティック・ブレイン へ
過剰な愛
むッきむきッ!わしが張角だよ。
今日は日ごろの疲れを癒す為、散歩に出かけた。一人で。
衣を脱ぎ捨て、俗世間から離れみる・・・・
わしはつぶやく 「空ってこんなに広かったんだ・・・」と
口半開きで空を眺めていると、遠くで声が聞こえる。
「よ~しよしよしよしよし!」
声のする方をよくみると、眼鏡をかけた白髪の老人が 「おさな狼」と戯れていた。
わしはその老人に不思議な魅力を感じ、声をかけてみた。
「もし?そなたは何をしておるのじゃ?」
老人は答えた 「いやぁ~かわいいですねぇ この毛並み!この犬歯!すばらしいですねぇ~」
・・・答えになっていない。
「いや、だから何をしておるのかと聞いておろう!」わしは強めの口調で再度尋ねた。
「いやぁ~すばらしいですねぇ~ あなたも一緒にどうですかぁ?」
だめだ。会話にならない。
どうやら耳のおかしい動物好きな老人のようだ。
会話では話にならないので、とりあえず言われるがまま「おさな狼」を触ろうとした。
その時!!!!
「ガブッ ガブガブガブ」
鈍い音と共に老人の悲鳴が野山にこだまする・・・・
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁーーーーーー!なんで私のくるぶしをぉぉぉぉぉ」
なんと老人は "くるぶし" を狼に噛まれている。
「なんでくるぶしを・・・なんで・・・」 そう思う思うもなく、今度は老人も狼のくるぶしに噛み付いた!
そして、
「いやぁ~痛いですねぇ~ でもこれが狼のスキンシップ!愛情表現なんですねぇ~」
老人は痛みを堪えているのか、涙目でそう言った。
それなりに血も出ている。狼は本気だ。
それでも老人はそれを愛だと感じ、それを全身で受け止めている。
「異常なまでのこの愛情!いやはやあっぱれ!」 わしは老人の愛に深く関心した。
「老人よ、そなたの愛、深く心に届いた!」
「わしもそなたを見習い、愛深く生きようとおもうたぞ!」
「わしも仲間に加えてくれ!!!」
「お~よしよし、かわいいのぉ~」 正直かなり無理をしているわし。
だんだん仲間があつまってきた・・・
「よ~し、もういいぞぉ・・・」
「うぐはぁ・・・もうやってられん!」
愛それは・・・苦しく・・・痛いものと見つけたり・・・
謎の老人よ・・・また会おう・・・
きぇぇぇぇぇぇぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーぃぃ!!!!!!
わしと共に太平の世を築こうという若者はカオティック・ブレイン へ
