統一教会幹部は信者の献金で金持ちに子供も留学身分、かたや末端信者は献金で借金、超貧乏 | ちゃぬの裏韓国日記

ちゃぬの裏韓国日記

カルト統一教会と世界支配層との関係をあばく
(統一教会=世界平和統一家庭連合)

統一教会は献金等の金銭的な面で末端信者を追い込むだけでなく、精神的にもズタズタにしてしまいます。
その犠牲になったのが、末端信者であり、祝福二世たちです。

末端信者には祝福を壊したら地獄行き、子供は障害者が生まれると脅しながら、最高幹部の祝福二世はやれ留学だ、祝福を壊しても何もなかったように再祝福させています。
文教祖の家庭(自称真の家庭)も、真の子女たちはほとんど祝福を壊し、離婚・再婚しています。さらに誰も生活に困るも事もなく、信者の献金で悠々自適に生きています。
それは幹部も同様です。
信者には、サラ金、闇金で借金させ、財産の所有を一円たりとも許さないと言いながら、幹部はそんな血の代価の献金を湯水のように使いまくり、あるものは横領して自分の私腹を肥やしています。

そんなことができるのは統一教会がカルトだからです。



<やや日刊カルト新聞 2012年3月12日記事より>
http://dailycult.blogspot.kr/2012/03/blog-post_12.html

■「死ぬために生きた」統一協会祝福二世、壮絶な半生を告白
2012年3月9日、岡山に於いて全国霊感商法対策弁護士連絡会の全国集会が開かれた。全国からカルト問題にかかわる弁護士や学者、宗教家そしてカルト信者を家族に持つカルト被害者ら約180名が参加、マスコミ各社も取材に訪れ、予定入場者数を大幅に超えた会場は、超満員だった。

そして統一協会の元信者ら3人の女性も登壇し、自らの体験談を話した。

統一協会系のカルト団体に在籍した3年半で2千万円以上の金銭的被害と多大な精神的被害を負った30代の主婦は、夫や親族の深い愛情によりカルトから救い出された体験を語った。
脱会後も罪悪感や虚無感に苛まれた女性を、夫が粘り強くサポート、再び笑顔を見せられるようになったのは6ヶ月後の事だったという。脱会から2年、家族の愛に支えられ暮らす主婦は「今は幸せです」と語った。

そしてこの日、最も参加者の胸を打つ体験談を話してくれたのが、祝福二世と呼ばれる統一協会(統一教会)二世の若い女性だった。

従順な二世だった彼女は、成長するに従って狂信的な両親から、常軌を逸した束縛・管理を受けた。人として自然に抱く異性への恋愛感情ですら頭ごなしに否定され潰される環境に、祝福への渇望が生きる糧になった彼女は、二世には決して赦されない禁断の恋に落ちる。そんな娘を親は監禁した。脱走を繰り返し、死ぬと決めた二十歳までの数年間、彷徨いながらも生き延びた彼女は、牧師と出会い教祖の欺瞞に気付く。一般社会に生還した二世。心に深い傷を負った人間だけが発することのできる言葉。圧倒的な説得力で会場の参加者の心を揺さぶった。その魂の慟哭を記す。

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◆会場の参加者が涙した壮絶な半生

その女性は、統一協会祝福二世の絵美(仮名・21歳)。約1年前に、ある町で行き倒れていたところを保護されたという。
絵美は、冒頭「両親が憎い」「文鮮明を暗殺したい」と心境を吐露した。

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◆模範的二世

21年と4ヶ月前、ある町で統一協会信者の両親の間に生まれた絵美。幼い頃の家の中の記憶として、真っ白な祭壇に飾られた教祖夫妻の写真の前で、白装束を纏った両親に抱かれた赤子の姿の写真を挙げ、その光景が「脳裏に焼き付いている」と話す。

信者同士が“祝福”と呼ばれる合同結婚を受け産まれた二世は、“祝福二世”と呼ばれ、親が入信前に産まれた“信仰二世”とは厳密に区別される。

M子も幼少期から、自分を「原罪のない立場」「二世の誇り」と捉えており、地区教会の幹部だった両親からもそのように育てられた。


◆虐待の日々

海外での長期布教に出かけると一年以上は帰ってこない母親、その間、毎朝の朝食は卵かけご飯のみで、統一協会系の配置薬会社で働く父親の車の中で生活した。母を慕う気持ちが募る。

小学生となった絵美は、二世教育修練会に参加。多くの二世と過ごした絵美は「自分の居場所は此処」「外の世界は迫害」と確信を持つ。

しかし家の中では、喧嘩の絶えない両親の姿に直面する。怒鳴り声を上げる父親。その矛先は娘にも及んだ。絵美は父親から逃れ、教祖・文鮮明の写真を胸に掻き抱いて寝た。

二世修練会への参加により、模範的な二世となった絵美は、中学に上がり断食・水行・敬拝に勤しんだ。

一方、献金のためサラ金に手を出した父親は、母親だけでなく娘にも苛立ちをぶつけるようになった。母親からも「サタン!」とぶたれた絵美は祝福を目標とするようになる。それが自分の役目、それだけが家から救われる唯一の活路だと思っていた。

「異性への思いはサタンの誘惑だ」と教え込まれた絵美。統一協会二世にとって、恋愛は堕落であり、禁忌、最大のタブーだ。統一協会の教えを幼少期から刷り込まれた絵美は、そのことに疑問を持たなかった。「自分を理解してくれるのは、同じ境遇である主体者(祝福相手)だけ」と祝福を待ち望む。

母親の度を越した管理は強まり、下着は介護用の大きな物、体のあらゆる場所の体毛を剃ることも禁止され、読むことを許されたのは統一協会の本だけだった。息苦しさを感じた絵美は、高校進学に際し、自宅から一番遠い学校を択んだ。そんな娘に対し母親は、終業時刻から帰宅までに要する時間を計り、遅れると絵美をぶった。痣を作りながらも高校に通い続けた絵美は、部活で部長を務めるようになった。友人も多くできたが、祝福への期待は持ったままだ。


◆最大のタブーを犯す

そんな絵美に転機が訪れる。最大のタブー、恋に落ちたのだ。相手は、同級生だった。彼は一緒になりたいと言ってくれた。

揺れ動く絵美、そんな時期に韓国・清平での修練会に参加した。修練会では、堕落すると障害児や奇形児が産まれる、死ぬと額に赤い絡印が押されると脅迫的指導を受けた。具体的な地獄の情景を突き付けられた絵美は、更に40日修練会を受ける。彼への恋心を断ち切ることができるのか、思い悩む絵美。

そして、ついに彼と一緒に撮ったプリクラを親が見つけ、恋人の存在がバレてしまう。「鬼の形相で激昂する親の姿は恐ろしかった」と絵美は話す。絵美の精神はズタズタになった。「後々まで子孫が犠牲になる」「そこから地獄への堕落はすぐだ」「二世の堕落は恐ろしい」と両親は絵美を追い込んだ。その姿は狂信的だった。両親は彼を呼び出し、「二度と娘にかかわるな」と通告した。そして両親は絵美を監禁する。

二世の堕落に心底憤った両親は、監禁を強固にした。そして、絵美を清平に連れて行く。

“彼への恋心”が募り、“二世の私”と“彼を想う私”が鬩(せめ)ぎ合う。

教会からメールが来た、絵美に特例の“恩赦”が出たという。両親には3日断食、絵美には40日修練会と聖酒式参加が課せられた。

何故、赦されたのか?「最大のタブーなのに」葛藤する絵美。

絵美は絶望したが何故か同時にホッとした感情も持った。

この時期、二世としての意識が優勢になった絵美だが、依然として監禁生活は続いた。


◆脱走、そして

1月深夜、自宅2階に監禁されていた絵美はベランダから飛び降り、脱出する。着の身着のままで羽織っていたのは薄い上着のみ、持って出たのはテレフォンカードだけだった。

山の中へと逃れた絵美、木の皮や葉っぱを食べて飢えを凌いだ。何ヶ月も過ごした。雪が降る日もあったが「幸運にも凍死しなかった」。何処にも行く当てなどなく公園のトイレで寝泊まりした日もあった。

やがて罪の意識に苛まれた絵美は家に戻るが、すぐに脱走、再び山の中へ逃げる。何度か帰宅・脱走を繰り返し、軟禁状態になった絵美は、絶対服従のフリをすることを覚えた。娘の『絶対服従』に親は気を緩める。


◆「死ぬために生きた」

「二十歳になったら死ぬ場所を探そう」 絶望の中で 「どうせ死ぬなら全国の大好きな人と会ってから死のう」 そう思った絵美はそれからの数年を 「死ぬために生きた」 と話す。

そして二十歳になった絵美は、家を後にする。

その後、絵美は様々な体験をし、ある町で行き倒れていたところを保護される。

ほどなくしてある牧師が絵美のカウンセリングにかかわった。絵美の家では、反牧(統一協会に反対する牧師)教育がなされておらず、絵美は牧師の接見を抵抗なく受け入れる。「自分の親は本当の親ではなく真のお父様」であり、私はその「授かりもの」「血統」、それらは全て嘘だった。牧師との対話から文鮮明の欺瞞を認識した絵美。「神である“お父様”が私を知らないわけがない」との確信は、文鮮明が絵美を知らないという現実によって崩れ去り、猜疑心が芽生えた。

そして自分の人生を「生きていこう」と思えるようになった。


◆絵美の思い

絵美は続ける、虐待だとしか思えない日々にも「充分過ぎる親の愛があった筈」だと。
親との確執はあるが、両親の脱会を望む気持ちを示した。

会場の参加者、カルトへ取り込まれてしまった者を持つ家族に向けて絵美は語りかけた。

「子どもが入信しても見放さないで優しく包んであげて下さい」
「いつか子どもは助けを求めに来る」
「私の様に独りで彷徨わずに済むように」
「傷ついた心は深い愛と時間でしか癒せない」

最後に凛として絵美はこう宣言した。

「私はこの美しい世界で生きていきます」

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当時の記憶が蘇ったのか、時折り言葉に詰まり、涙を堪えながらも気丈に話す姿が印象的だった。

会の休憩時間と終了後に絵美と話した。「格好よく話そうと思っていたのにまだまだダメですね」と明るく記者に語る絵美。その今風の外見からは、壮絶な体験を乗り越えてきた女性とは誰も思いもよらないだろう。

集会では話していないことであり、ここにも書くつもりはないが、絵美は山の中での更なる過酷な体験も話してくれた。

本当によく生き延びてくれたと思う。

会場からは、絵美の語る壮絶な話にすすり泣く声も聴こえた。

参加者は、改めてカルト被害がもたらす影響の大きさ、その伝播の深刻さを認識し、カルト問題への取り組みの気持ちを一層強く持った。


◆渋谷で22歳の二世信者が飛び降り自殺

折しもこの3日前、3月6日午前11時頃、渋谷区内の建物の13階から、22歳の統一協会祝福二世信者の男性が飛び降り自殺をしたとの情報があった。

欧州や米国でも統一協会の二世信者の自殺が報告されている。

絵美の様に、圧倒的な絶望に直面しながらも何とか生き延び、新たな自分の人生を歩き始めた二世もいれば、絶望の淵から身を投げ自ら命を絶ってしまう二世もいる。それも少なくない数の二世がだ。

祝福二世は、教団を否定すれば自らの出生のみならず自分の存在そのものも否定してしまうという、二律背反の状態に陥ってしまいがちだ。

数年前に東京で開かれた弁連全国集会でも、信仰二世の女性が親から受けた壮絶な虐待の日々を語った。

一世と違い、二世が教団の欺瞞に気付き組織から離れようとしても、“家”自体がカルトの巣であるため二世には帰る場所がない。

そんな絶望の淵に居るカルト団体の二世を、支援・応援している人も少なからず存在する。

本紙から、自身の生い立ちや境遇、そして将来に絶望し思い悩むカルト団体の二世に提言する。

『君の人生は君だけのものであり、教団や親のものではない。
いくら狂信的で歪な教えを注ぎ込まれても、それをはねのけ受け容れない自由とその権利が君にはある。
「何としても生き延びてくれ」』



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