五男権進氏が米国ドラマ「24」に出演していた | ちゃぬの裏韓国日記

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カルト統一教会と世界支配層との関係をあばく
(統一教会=世界平和統一家庭連合)

いままでは教会で責任ある立場がなかった五男の権進氏ですが、三男、四男、七男が公的責任者の位置を追われた結果、最近はラスベガス摂理の責任を任されるようになったとか。

権進氏は俳優を目指していたようですが、あまり売れなかったようです。

芸名は本名と同じ「Nathanial Moon」ですが、もともとアメリカで生まれたので国籍はもちろんアメリカです。

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(Nathanial Moon 「24」シーズン3 am3:00-am4:00より)

もし後継者になったとしても、お子さんがいませんので、その後、直系の跡継ぎがいなければ文教祖の夢だった「メシア王国」は完全消滅するとこになります。

『先にメシヤ王国について何度か述べたが、メシヤ王国もまた一つの地域的な国家ではなくて、超民族的、超国家的なのである。メシヤの降臨は一つの地域的国家である選民国家においてなされるが、メシヤ王国の形成は世界統一がなされたのちに初めて可能になるのである。
(統一思想要綱(頭翼思想))

『このような真理に立脚した宗教によって、全人類が神の心情に帰一することにより、一つの理念を中心とした経済の基台の上で、創造理想を実現する政治社会がつくられるはずであるが、これがすなわち、共生共栄共義主義に立脚した、メシヤ王国なのである。』
(原理講論 摂理的同時性から見た復帰摂理時代と復帰摂理延長時代)

いまでこそ「やれ三男だ、いや四男が後継者だ」などと言っていますが、もともと文教祖の構想では、長男の孝進氏を長として世界を真の子女12人で十二支派を編成し世界を統治させる計画でしたが、真の子女がことごとく脱落していったためそれが不可能になりました。国家メシアや分捧王(分封王)などは、真の子女十二支派構想失敗のため仕方なく立てたものです。(それによって皮肉にも、弟子の権力も増してしまいましたが)

最初の計画では真の子女十二支派構想は長男の孝進氏が家庭暴力・麻薬問題を起こして頓挫します。

『これから先生の立場は父母の立場に上がっていきます。そのためにも、カインとアベルの完全なる一体化がなければなりません。今や先生がすべてを蕩減しました。それではカインとアベルの歴史は、どのようになったのでしょうか。先生の直系子女は何になるのでしょうか。カイン・アベルのどちらの立場でしょうか? (アベルです)。アベルの立場ではありません。これは本然のカイン、長子の位置であることを知らなければなりません。今日まで先生の家庭を中心として、長成期完成級まで上がってきましたが、堕落した世界のカインとアベルは、最初のアダム、エバから生まれたので、これを接ぎ木してあげなければならないのです。このような観点から、先生の子女たちは長子、祝福家庭の子女たちは次子の立場に入るのです。そのために、今まで孝進君をCARPの代表に、第二世の代表として立たせてきたのです。』
(一勝日の意義 1985年8月20日 ベルベディア)

『もう、はっきりと悟り、これからは長子と一つにならなければなりません。十二息子と一つとならなければなりません。皆さんは今から十二支派に属さなければなりません。先生の息子は、神様のみ前に完成された本然のカインの立場にあるため、祝福家庭の子女たちが先生の息子と一つとなることを通して、本然のアベルの立場に立つ恩恵圏に入って行きます。だから、祝福家庭は自分の子女より、長子である父母様の息子・娘を愛さなければなりません。』
(未来の摂理のために備えよう 1984年7月19日 ベルベディア)

『今、我々統一家を中心としてみるときに、統一家のアベルが誰かというと、先生の息子なのです。統一教会自体から見るならば、祝福を受けた家庭、または祝福を受けた人が、祝福を受けていない統一教会の会員たちの前ではアベルです。それで順理的に一つになるようになっているのです。同じ原理を学び、同じ父母に侍ることができるという事実が驚くべきことなのです。もし、父母がいないとしたら争いが起きます。しかし、今、祝福を受けた子女たちが、あの祝福を受けた人々がアベルの位置にいるのに、カイン側に立った統一教会員たちは反対しないのです。順応するというのです。それが違うというのです。
 では、統一教会と先生の家庭とを見るときには誰がアベルですか? それは先生の息子、直系の子女が統一教会の祝福を受けた家庭の前にアベルの位置にいるのです。
 このような観点から、統一教会では祝福を受けていない信者たちは、祝福を受けた人たちに対し無条件に順応し、付いて行かなければならないのであり、そこには異議を唱える余地がありません。そうでなければ、エデンの園の堕落した蕩減内容の基準が順理的に解決されないというのです。それと同じく、統一教会員であれば、祝福家庭であるなしに拘らず、父母様を中心にした直系の子女の前には従わなければならないというのです。
 それはなぜかと言うと、カイン・アベル問題をここで清算しなくてはならないからです。

(一勝日におけるみ言葉 1985年8月16日 イースト・ガーデン)


その後、祝福権も長男の孝進氏がまだ生きているにも関わらず、存在が無かったかのように文教祖は無慈悲にも三男の顕進氏に地上の祝福権を移譲するのです。

しかしそれもつかの間、四男・七男が権力闘争に乱入します。

忘れていけないのは、文教祖はもともとの後継者は孝進だと考えていたということです。
韓国の伝統は長男が継ぐのが当然ですし、文教祖も韓国の伝統は天の伝統と言っていたわけですから、長男に継がせるのが文教祖の理想だったわけです。

堕落後のアベル・カイン闘争歴史問題は文教祖がすべて蕩減したので、長男の孝進はじめ真の子女たちは「本然のカイン(長男=長子)」になります。
少し前までは真の子女は堕落前の長子の位置ですから、特別だったわけです。

いくら祝福家庭の二世だからといっても、真の子女とは格が違うのだと文教祖は主張します。ですから祝福二世をはじめ統一信者は真の子女に絶対服従し、世界を真の子女が十二地区に分けて統治する「十二支派」に属さなければいけないと語っていました。しかし今はそれも弟子にとって代わられてしまいました。「国家メシア」構造に代わり、更に「分棒王(分封王)」に変化します。そこに真の子女の統治はかけらもありません。

そして今は・・・・。
真の母(韓夫人)の中には以前のみ言葉は既に無かったことになっているようです。
息子に後継者をさせる気配は今はありません。
結局、統一教会の原理的にいえば「エバが再び僕(しもべ)である天使長に騙されて、子供のアベルもカインも、夫のアダムもないがしろにした」ということでしょうか。

真理は別として統一教会の原理から見ても既にこの組織は終わっています。

『そこで、孝進君が今CARPの世界的責任者になっていますが、これはサタン世界のカイン圏を、天の側のカイン圏、長子圏へと継承させるための準備であるということを知らなくてはなりません。・・・今は、お前たち二世によって統一家が地上に定着したあと、今度はお前たち各自が各家門の先祖となるのです。十二人の息子全員が支派長になるのです。支派長として立てなくてはならない伝統があるということです。・・・私は孝進に尋ねるが、これからはお父さんの代わりに、この統一家のいかなる食口にも負けないように、中心的長子の責任を果たして行かなければなりません。・・・皆さんの守るべきことは、皆さんだけでなく、後々の後孫たちも守らなくてはなりません。真なる家庭のあり方を伝えるのです。我々の家庭に残された息子・娘は全部で十二人です。やがて祝福された十二組の家庭ができれば二十四人で、十二支派を責任持たなくてはならないのです。お前たちが十二支派の責任者とならなくてはならないのです。いずれ、世界的支派を編成しなくてはならないのですが、お前たちが内的に一つになることで外的支派が編成されるのです。・・・
統一家においては、絶対に争いがあってはならないために・・・今、孝進君と顕階君と國進君に、十二家庭を代表した三家庭の息子としての責任を負うことを命じることにより、孝進君には兄弟を一つにするための重要な責任を果たすことを命じました。残る九人の兄弟たちをも一つにして、統一家の伝統的家庭を正しく立て、その因縁を祝福された教会の後世たちにそっくり渡し、拡張することのできる恥じなき長子とならしめてくださり、系代を受け継ぐことができるよう祝福してください。』

(一勝日におけるみ言葉 1985年8月16日 イースト・ガーデン)

↑ここまでいっておいて失敗しちゃいましたね。
今となってはこういうみ言葉は虚しく聞こえます。

<2008年4月18日の文亨進世界会長就任挨拶>
『今後、わたしたちは、すべての決済を、一人の恵沢のためにするのではなく、全家族、全食口の恵沢のためにします。特別にわたしたちが決定するときも、真の父母様にご報告し、お父様の許可によってのみ決定し、わたしたちはその決定に従っていきます。
 真の父母様は、わたしたち(真の家庭の)子供たちが一緒に仕事をするのをごらんになるとき、とても誇らしく思っていらっしゃるようです。
 数年前から、多くの人々が、「真の家庭は一緒に仕事をすることができないだろう」、「真の家庭は、性格がとても情熱的なので、たくさんけんかをするだろう」と思ってきましたが、今、わたしたちは、はっきりと見せてあげました。わたしたちは、今後、継続して一緒に仕事をし、お父様の真の家庭の遺産をより輝かせることでしょう。(拍手)
 韓国の財閥の二世たちを見れば、常に争い、常にうまくいくことがないのですが、わたしたちは違います。わたしたちの教会は違います。わたしたちは、血筋が違うのです。(拍手) わたしたちは、真の父母様から来たので、今後、真の家庭は一つになり、また一緒に仕事をする、そのような手本を歴史に残します。

(2008年4月18日 文亨進世界会長就任挨拶 天正宮博物館)

上記の七男の言葉とは全く逆に統一教会も結局、一般世間の財閥と同じ相続争いに明け暮れただけでした。

文教祖を中心とした「真の愛」や「真の家庭」が幻(嘘)だった証拠でしょう。

『民主世界は分裂しながら、十二兄弟、十二支派が争う形勢を表すようになりました。それは、キリスト教が数多くの教派に分かれ、教派間の争いを始めて現れた現象です。』
(「神様の摂理から見た南北統一」より 1986年1月1日のみ言葉)

統一教会も結局、真の子女間で分裂・闘争し、さらに教義分派までできてしまいましたので、「キリスト教より上」などということも言えなくなってしまいました。