文教祖は愛国を唱えながら国境撤廃を叫ぶダブルスタンダード | ちゃぬの裏韓国日記

ちゃぬの裏韓国日記

カルト統一教会と世界支配層との関係をあばく
(統一教会=世界平和統一家庭連合)

■文教祖は愛国を唱えながら国境撤廃を叫ぶダブルスタンダード

しかしここで見誤ってはいけないのは、文教祖は「愛国」とはあくまで韓国に対する愛国であって、日本や他国に対しては「国粋主義」として批判していることをご存知でしょうか?

まず韓国に対しては文教祖は愛国者として「安重根」と「柳寛順」等をあげ募金事業を展開しながら、この二人を愛国の志士として今後も支援していく方針のようです。

『今先生は、日帝時代の秘密資料をもって中国の旅順に、安重根の墓をつくろうとしています。彼の愛国心をアジアの青少年の精神教育における象徴とするためです。それで今、募金運動を行っています。韓国の「世界日報」がその運動を行っているのですが、その記事が毎日出ています。そのように毎日連載しながら、「安重根義士旅順遺跡聖域化事業」のための募金運動を行っています。これを柳寛順事業と併せて行っています。
(真の御父母様の生涯路程9 第四節 一九九二年)


上記のみ言葉は1992年に語った無いようですが、その以前から統一教会の文教祖が1987年5月15日から南北統一総選挙を指示準備し、韓国国民の南北統一の気運を高めようとする「リップサービス」も含まれていたことを知った上で読んでいく必要があります。

文教祖は1991年12月6日に金日成主席と会談する4年以上前から南北統一総選挙の準備をしていました。

そして南北統一の気運が高まり、もし南北における韓国と北朝鮮の統一選挙でも行われていれば、文教祖はあわよくば「ノーベル平和賞」を受賞したかも知れません。しかし実際には南北統一総選挙は行われることもなく南北統一も実現しませんでした。

その当時の統一教会の「年等標語」をみればいかに文教祖が南北統一を熱望していたかが伝わってきます。

1987年   祖国統一
1988年   祖国統一
1989年   韓国統一
1990年   (ネナラ=私の国の)統一
1991年   (ネナラ=私の国の)統一
1992年   (セナラ=新しい国の)統一
1993年   新しい家庭と統一祖国


文教祖が金日成主席と会談後、北朝鮮を出国した先の中国で文教祖は北朝鮮に対して「北朝鮮は銃剣を溶かして、鋤(すき)や鍬(くわ)を作る時である」という声明を発表しましたが、結局このあと北朝鮮は核兵器を製造するに至ります。統一教会が莫大な金額を北朝鮮に支援しましたが、結局その資金は日本や世界に核の矛先を向けることになりました。実際に日本に向けてミサイルで攻撃したのは記憶に新しいところでしょう。

南北和平のためにと金日成主席と会談した文教祖でしたが、その後統一教会もアメリカで実弾拳銃製造、北朝鮮は核兵器製造と和平とは関係ない道をともに選んでいます。(※統一教会は韓国で軍需産業も携わっていました)

さて文教祖における愛国とは「韓国限定」であることを説明する前に、現在文教祖が推進する「国境撤廃運動」についてのみ言葉をみてみましょう。

『そのような次元で、私が創設した「天宙平和連合」と「蒙古斑同族(世界平和)連合」の役割が、より引き立つようになります。「天宙平和連合」は、今既存のUN(国際連合)のアベル的位置に立ち、民族的で国粋的なUN代表部の角逐の場ではなく、汎世界的で超世界的な天宙的次元で、人類の平和と福祉のために崇高な革命を遂行していくでしょう。』
(後天開闢時代の平和大使の使命 2006年12月8日 韓国国際展示場)


この内容を見ると国境を撤廃して国粋主義(愛国心)を捨てなければいけないと主張しているようにみえます。

そして国境撤廃です。

『国境をつくり始めた大本はサタン、悪魔というものです。国境線のあるところには、必ず悪魔が居座っていることを知らなければなりません。悪魔と悪魔の実体があぐらをかいているのです。・・・国境撤廃も国連国境撤廃、宗教国境撤廃、民族国境撤廃、地獄天国の国境撤廃です。また、国境は偽りの父母が築いておいたので、真の父母以外には撤廃する者がいません。神様もできず、サタンもできないのです。』
(「国境線撤廃」宣布 2000年8月18日)

そして国境撤廃の方法は敵対する国同士が婚姻関係を結ぶこととしています。

『純潔なる血統、一心定着、真の愛の実践教育、国境撤廃と交差結婚、それが重要なのです。今や姻戚関係を結ぶには好きな人と結婚したらいけないようになっています。私たち統一教会は、とても面白いのです。姻戚になるのを互いに嫌う者どうしが、間違いなく姻戚になりました。』
(三時代大転換四位基台の入籍統一祝福式 2000年9月26日 天宙清平修錬苑)

この背景に金大中大統領(1998年~2003年)とかわされた韓国農村の嫁不足対策の密約もあったことを忘れてはいけないでしょう。

しかし一方では文教祖は愛国についてこのように述べています。
国境撤廃すべきと主張する文教祖が同時に愛国も訴えていますが、ここでいう愛国とはどこの国を指しているでしょうか。

『柳寛順が十六歳の時に、国を愛し、国を取り戻すために犠牲になったことは、どれほど若者たちの胸に、爆発的な愛国心を呼び覚ましたことでしょうか。それを知らなければなりません。それと同じことです。』
(「真なる子女の道」より 1981年4月1日のみ言葉)


『日本はカインです。ですから、カイン的女性の伝統基盤は、韓国の柳寛順精神に連結させなければなりません。特に日本は、天照大神を追い出し、本然の独立運動の精神を伝授されなければなりません。柳寛順の伝統精神を日本女性の精神として伝授して復帰するのです。韓国でも犠牲的な蘇生をすることにより、本国に連結するのです。天国に連結する女性になるというのです。今、その運動をやっています。原理によく合うように、神様が苦労していらっしゃるのです。日本のカインとアベルを一体化させなければなりません。』
(「神様の摂理と日本」より 1992年5月8日のみ言葉)


統一教会では日本人が韓国を愛することが愛国であり、韓国人が韓国を愛することが愛国の基準のようです。

その証拠に文教祖は2011年12月4日に竹島を訪問し、実効支配している韓国の警備隊員を激励してきました。2005年の在韓日本人の土下座謝罪事件で、竹島・教科書問題等で日韓の関係が悪化するとしてストップをかけたにも関わらず、いまは堂々と教祖自らが韓国人として「独島(竹島)はわが領土」と容認したも同じなのです。

み言葉にもあるように、日本人には愛国心は「国粋主義」なので捨てろと言いながら韓国に従えといい、世界にも国粋主義はに陥ったため国境を撤廃しろといいながら、韓国にだけは愛国心を持てといい続ける有様です。

韓国人も日本人も下記のみ言葉のように先祖から受け継いだ血統や伝統や精神も含めて愛することが「愛国」なのではないでしょうか?

『どのような愛国者も、自らが動機となって愛国者となったのではありません。必ず自分の先祖から教育を受けたか、あるいは良心の深い所である衝撃的な感動を受けたことが動機となって、生涯路程全体がその動機による結果を求めていくようになるとき、愛国者として登場するようになるのです。これを皆さんは知らなければなりません。』
(「祝福家庭と理想天国」より)


それを韓国は良くて他国は良くないとなぜ言えるのでしょう。

世界主義、天宙主義を訴えるなら文教祖自らが「独島(竹島)は世界のものである」と発表することが先決ではないでしょうか?