昔から、家族のことが大切で。  


身近な人が亡くなる経験がなかったから、
想像もできなかったけど。 
でも、誰かがいなくなることへの恐れはいつもわたしのなかにあった。

小学校のころから、
「家族で誰か死ぬとしたら私がいいな」と思ってて、
たまに母にそれを言うと、
「なに言ってるの!親より先に死ぬのだけは絶対許さないからね」とそのたび怒られた。


大人になってからは本当に毎日、念じてた。
「パパとママがこの先たくさんの幸せに囲まれて、長生きしますように」
「どうか死ぬまで辛い悲しい怖い思いをしませんように」

私もやっと母になり、やっとこれから両親を敬って優先させて大事にして、与えてもらってばかりの立場から返していけると思ってた。

母が病気になってから、
「どうか予後良好因子がありますように」
「私の骨髄が一致しますように」
「再発しませんように」
急変してから、
「どうかまだ連れて行かないで」
「どうかまた美味しい、幸せ、楽しいってママが感じられますように」
「一言でもまた話ができますように」
死なないで、ママを守ってって、ずっとずっと祈ってたのに、どれも一つも叶わなかった。
再発だけは生きてる間にしなかったけど…

ママがとても大切にしていて、
ママのことをとても可愛がってた両祖父母も、
きっと守ってくれると思ってたのに。


というわけで、でもないけど、
やりそびれてた娘の七五三、
なんかご祈祷とかする気にもあまりなれず。

むしろしないといけないのか?
ママの病気中、念じてただけでろくにお参りもせずガン封じのご祈祷も受けなかったのがいけなかったのか?

神様いるの?
ねーえー