コロナのせいで、
入院患者さんが面会、外出、外泊が自由にできなくて。
仕事柄、毎日のように、その辛さや不満を訴えられてる。

わかりますよ、なんてもんじゃない。

日々衰弱していく母に、本当の最期になるまで会えなかった。

「病院こなくていいよ」なんて、まだ強がれていた頃の母。
意識があって、せん妄もなくて、
テレビを見たり筆談したりできていた頃の母。
いちばん不安で辛かったに違いなかった時の母。

病院まで三時間かけて行っても顔も見れなかった。

本当に最後なんだと覚悟した夜も、
そばに居続けることもできなかった。

会えた時には変わり果てて、
意志の疎通もできなくて、
なんの安心も与えてあげられなかった。

悔しくて悲しくて辛い、
受け入れられない、
本当のことだと信じたくない。