「ほたるの川のまもりびと」 もっと上映してほしい!
映画「ほたるの川のまもりびと」
監督:山田英治→https://hotaruriver.net/
横浜は明日8月10日まで、ジャック&ベティで上映されてる。http://www.jackandbetty.net/access.html
見にいきたいけれど、あいにく行けない。なーんで埼玉でやらないかな?
https://youtu.be/rk5fz8002Tg予告編
長崎の川棚町こうばる地区に半世紀ほど前に持ち上がったダム建設計画とずっと闘い続けている人々の話。
日本各地にはダムが沢山ある。必要なダムももちろんあるだろう。
日照りのときも、ダムが人々の生活を支えているというところも沢山あるだろう。
だが、その必要性のない(あるいはなくなった?)、検討違いのダム計画もいくつかあるようだ。
50年以上経った今なおダム建設に対し反対運動をし続けている人々を追ったドキュメンタリー映画が「ほたるの川のまもりびと」らしい。
こういう真摯な映画は、是非見にいってあげたい。
どうして小さな名画座などでしか上映されないのかなぁ。
シアターをいくつも併設している大きな映画館は、そのひとつでこうしたまじめに社会に訴える映画を上映したらよかろうに。
以下、サイトの引用。
「長崎県川棚町こうばる地区にダム建設の話が持ち上がったのが半世紀ほど前。50年もの長い間、こうばる地区の住民たちは、ダム計画に翻弄されてきました。現在残っている家族は、13世帯。長い間、苦楽を共にしてきた住民の結束は固く、54人がまるで一つの家族のようです。ダム建設のための工事車両を入れさせまいと、毎朝、おばちゃんたちは必ずバリケード前に集い、座り込みます。こんなにも住民が抵抗しているのに進められようとしている石木ダム。この作品には「ふるさと=くらし」を守る、ぶれない住民ひとりひとりの思いがつまっています。」
「石木ダムの建設計画は、約半世紀前の1962年に持ち上がりました。
事業の主体は、長崎県と佐世保市。ダムの目的は利水と治水。利水とは水道事業。
しかし、人口減により水需要が年々減少している。また治水の面では、石木川は、注ぎ込む川棚川の流域面積の9分の1にすぎない。その川にダムをつくることで、果たして治水に有効なのだろうか。
地域住民は、ダム建設の根拠について、もう一度検証すべきとしています。」
なぜ長崎県と佐世保市は、石木ダムを強行に建設しようといまだにしているのか?
誰がなぜこのダムの必要性を言い出したのか?
この映画を見てきた友達の話では、このダムは今も建設され続けているらしい。
50年以上経っていまだに完成していないダムって、どーなん?
いまだに現地の人々を説得できていないダム建設って、どーなん?
50年間そのダムの建設に関わってきた費用その他って、いったいどれほどなん?
映画を見ないことには詳しいことはわからない。
2018年7月9日付のデジタル「毎日新聞」には、
「長崎県と同県佐世保市が計画する石木ダム事業(同県川棚町)で、水没予定地に住む地権者ら109人が、国の事業認定の取り消しを求めた訴訟で、長崎地裁(武田瑞佳裁判長)は9日、請求を棄却し、一部を却下する判決を言い渡した。原告側は控訴する方針。」
なる記事がある。
(有料なので、この記事の続きは読めなかった。)
……いったいどういう理由で住民たちの訴えを却下したのだろう?
わからないことだらけだけれど、
50年以上も住民たちが毎日毎日反対運動を続けて、彼らの住まう厳しくも美しい自然を命を張って守ろうとしているのだろうということは、容易に推察される。
それに対し、きちんと説得できない公権力側に非があるとしか私には思えない。
これから日本各地の小さな心ある映画館で上映されるかもしれない。
「ほたるの川のまもりびと」、見られるチャンスのある方は、是非!