2016年秋 仙台・気仙沼旅行 6 大黒柱
国府多賀城駅の南側に出てすぐ左側の道を行くと、
すぐに東北歴史博物館で。
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立派な博物館。
時間を気にして館内の展示などを見てこなかったのだけど、
しっかり中に入れば、アテルイに会えたんだそうで……。
博物館の脇(?)には、「今野家 コンノケ 住宅」なる立派な民家が!
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石巻にあった江戸時代の有力者の家をここに移築したのだそう。
なぜにここに? と思わず寄ってみた。
中にはボランティアの方がおられて、丁寧に説明してくださる。アリガタヤ
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見事に黒光りした柱はいわゆる「大黒柱」。
なんでこんなに黒いんですか? と素朴な(アフォな?)疑問を投げかけてみたら、
そりゃ、フッ、囲炉裏の煙に燻されて黒くなるんですよと、
ちょっと鼻で笑われた気がしたのは、私がすでに疲れていたせいかもしれない。
本当に家中、黒光りしている。
燻りのパワー畏るべし!
しかし、
本当に燻されるだけでこんなに黒光りするもんだろうか?
木の種類とか、柱に何らかの丁寧な仕事(エゴマ油を塗るとか?)が施されているとか、
昔は糠袋で毎日磨き上げたんだとか、etc.……
そうした人々の手(凝らした意匠)も大黒柱を黒くしてきたんじゃないのだろうか。
でも、柱の上の方まで磨くなんて無理だよね?
う~ん、そこら辺を聞いてみたかったのだが、
つっこんで尋ねる気力は私にはもうなかった。
(台風と一緒に北上するつもりで、レインコートなど着込んで、長い傘を持って、
そんな格好で暑い中を歩いたから大汗かいてヘトヘトだったの。)
今野家の“庭”にはナツメの木が実をつけていた。
ナツメの実が生っているところなんて、初めて見た。
それだけで実に嬉しい。
つづく