*「北海道ひとり旅」を書きかけですが、それよりも前に行った鎌倉散策のことを、
忘れないうちに……。f^_^;


鎌倉 小町大路(コマチオオジ)と腹切り櫓(ハラキリヤグラ) 4



標識通りに進んでいくと、走る人

東勝寺橋(トウショウジバシ)が現れる。

夫婦世界旅行-妻編-東勝寺橋

橋の手前になにやらまたも石碑が。
青砥藤綱旧跡

夫婦世界旅行-妻編-青砥藤綱旧跡

青砥藤綱(アオトフジツナ)さん? どなた?・・・・・な私。ヽ(;´ω`)ノ


説明によれば……
当時、彼は「引き付け衆」なる任についていた。
夜、出仕の際、彼は誤って、この辺りで川に10文落とした。お金
それを探すのに50文で松明を買て水中を照らさせ、お金お金お金お金お金
ついに落とした10文を見つけた、と。メモ


他の人からは、「損じゃん!」と嗤われたけれど、
「10文は少額だけれど、そのままにしておいたら、天下のお金を失うことになる。
50文は自分にとっては損だけれど、誰かの益になるチョキ」と答えた、と。Σ(・ω・;|||


夫婦世界旅行-妻編-ナメリガワ1

滑川(ナメリガワ) は川幅もさほど大きくない、水かさのすくない川だった。
けれど、この川底から、夜、たいまつの明かりで10文探すのは大変だったろう。メラメラ
10文探すのに50文支払う・・・・・・あせる
確かに「天下の貨」を無駄にはしないが、
時間の無駄ではないか?
出仕の時間に遅れちゃったんでないかぃ?( ̄□ ̄;)


「実直」の上に「馬鹿」が付く気がする・・・・・・と私には思えた。あせる

それに、「引き付け衆」って何? 夜のお仕事?はてなマーク
“ポン引き”ではないだろう……くらいはわかるが、
歴史音痴の私は彼の職業が何なのか、想像もできない。(/ω\)





しかたなく、
後日ウィキペディアで彼について調べたら、
納得がいった。


彼は清廉潔白、公平無私を旨として生きた人で、
彼が着いていた仕事(役職)の「引き付け衆」とは、裁判官(の下にいる実務を取り扱う係り)のようなものらしい。てんびん座
御家人たちの訴訟などを取り扱っていたらしい。(=◇=;)


正しく判決を下すお仕事。公平無私でなければできないよね。ホンライ。
ならばこそ、自分のお金も「天下の貨」と思い、一文たりとも疎かにできず、
自分のふところは減っても、その分誰かが潤うことがよいことだ
ということになるのね。ラブラブ

参照:ウィキペディア 青砥藤綱 


こんな人、いそうで、なかなかいないのではなかろうか。
私利私欲がないから、
計算高い人からは“愚行”のようにも見えることを、貫いたんだね~。ベル



滑川(ナメリガワ)

夫婦世界旅行-妻編-きらきら

梅雨の間の晴れ間の日を受けて、
滑川はきらきらときれいだった。キラキラ
青砥藤綱さんの心もきっとキラキラきれいだったことだろう。


それにしても、浅学な者のためにも、
「引き付け衆」がいかなる職業だったのかも、
ちょいと石碑の脇に説明を入れておいてくれればいいのに……。(;´Д`)ノ


ところで、
「夜に出仕」とは、
裁判・審査関係の仕事にも夜勤があったのかしら・・・・・・?はてなマーク
裁判のための下調べの仕事でもあったのだろうか?はてなマーク
鎌倉時代の役所……深夜手当てなど付いたのだろうか。(^o^;)

                つづく