シャンソンを中心に中南米諸国に至る数え切れない訳詞を残された永田文夫先生の作品は、矢田部道一さんの作品が大衆的であるのに比べ、文学的なものでした。
「暗いはしけ」「わかっているよ」「白い恋人たち」「マシュケナダ」等、多くの楽曲は歌手達が愛唱させていただいたものです。
京大工学部卒で「シャンソン社」を立ち上げ音楽評論家になられた方ですが「日本訳詞家協会」でも会長として「法定訳詞」にも詳しく、私に「加藤君しかこんなに多くの法定訳詞を持っている人はいないから誇りを持ちたまえ」と励まして下さった事を覚えています。
私の栄光の一ページとなっています。