フォトグラファー、伊藤一仁さんの事 | 加藤修滋のブログ

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日仏シャンソン協会活動記録及びシャンソン界のニュース等

エルムの活動を支えるスタッフの一人として、伊藤一仁さんについてお話したいと思います。

 

 

初めて知ったのはエルムの顧問・池田正行さんからの紹介。

伊藤さんは、当時他の人と会社の共同経営のような形で活動。

 

 

普通の新人歌手は街の写真屋でプロフィール写真を撮る事が主流の頃に、

エルムの歌手達は伊藤さんのお世話に。

 

 

伊藤さんはジュディ・オングからのご指名もある方で、いつもはファッション・モデルの写真を撮る事が多い。

モデル事務所アリスの中でも一目おかれていた芹沢祥子さんもご存知でした。

 

 

強烈な印象のものがありました。

 

 

フランス・シャンソン芸術協会の故・アトラニ会長が「日本語で歌うシャンソンのバイブル」と評価した青山桂子さんの初期リサイタル用のチラシは、白のカラーを胸に抱きそれを「トレーシング・ペーパー」に印刷と言う先進的なもの。

 

 

そして芹沢さんは冬の寒い夜、スタジオの屋外でギター片手に撮影挙行。

彼女にプロ根性を垣間見た思い。

 

 

余談ですが、この時撮影した写真は芹沢さんの最新CDに採用されました。

そして収録曲がアズナヴール作品中心なのに、CDタイトルを「夜の通行人に捧ぐ」とした事で、作者のイヴ・デュテイユがとても光栄と喜んでメッセージを送ってくれた思い出深いものとなりました。