シャンソン大使来日23年間の貢献 | 加藤修滋のブログ

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日仏シャンソン協会活動記録及びシャンソン界のニュース等

今年で第20代となるシャンソン大使。

9人のアーティストが交代で1~2年毎に来日し、
全国各都市と代表する歌手と共演し、
日本人シャンソン歌手の歌手法に警鐘を鳴らしつつ、
本物のシャンソンのエスプリを身に付けてもらうという役割を果たして来ました。


今年は、過去最高11都市を回り、各地で熱烈な歓迎を受けました。

23年の間には、毎年のように歴代シャンソン大使と共演して来た歌手もいて、
どんどん歌唱法が変わっていく様子を見せて下さる方も有。

歌手・演奏者はクラシックに始まって、ジャズ、タンゴ、ラテンから
フラメンコ、ハワイアン…あらゆるジャンルで有り得ないと思うのですが、
なぜかシャンソンは…?


広島の日高摩梨さんのように、ジャクリーヌ・ダノと出会って歌手人生が変わった人、
岡山加代子さん、青山桂子さん、浜崎久美子さんのように
シャンソン大使との共演のお蔭でフランスのアーティストの間で有名になった人も居ます。


歌手とは別に、来日したシャンソン大使たちは、
舞台や演出にも大きな影響を与え、
特に名古屋の音響・照明スタッフは、フランス風の仕事をするようになりました。

今回、横浜関内ホールでは、ピアノの蓋を閉じて中にマイクを仕込み、
ドレスの裾が見えるようにと、
サイド・モニター、ホリゾントでなく大黒…と言った
フランスでのコンサート風仕込みをしてくれました。