ライブ・ハウスを作ろうとした時、美輪明宏さんが大反対され、
マネージャーが毎日のように電話をかけて来られ
「美輪が加藤さんにライブ・ハウス作りを思いとどまるようにと
申しております」・・・と言われました。
その理由は「加藤修滋が加藤修滋でなくなる」ということで、
当時は私にはよく理解できませんでした。
そんなに反対されながら、エルムがオープンしたら
「作ったもの仕方がないで」とおっしゃって毎年出演して下さいました。
でも美輪さんの予言通り今、毎日やっていることは歌手の
プロモーション資料作りで大量のコピーとホッチキス止め、
電話やFAX、プロモーションの為のステージ打ち合わせ。
それをレッスンの間に必死にこなしている状態で一番やりたかった
音楽活動とは程遠く、職業としてもピアニストとはとても言えない、
常なる事務作業員・・・。
美輪さんの予言は当たってしまいました。
一刻も早くこの状態から抜け出したい・・・と願っています。