フラメンコ・ギターの醍醐味を味わえた | 加藤修滋のブログ

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ハビエル・コンデの名前は知っていましたが、
実際に演奏を耳にするのは始めてニコニコ
しかも、TVカメラは指のアップが多いので、
異様に長い指の動きも良くわかって感激。
若い頃パコ・デ・ルシアを聴きに出かけた時に感じた違和感が
ハビエル・コンデの演奏には全くないビックリマーク
適確な均質な音の響きに魅了されました。
アタウアルパ・ユパンキに魅了されて以来、
ナルシソ・イエペスやエドアルド・ファルーにも感じなかったものを感じた気がします。

でも、ホセ・アントニオ・コンデ(お父さん)と2人で演奏した
パラグァィの「パハロ・カンパーナ」はリズム
(特に8分の6拍子の複合リズム)も音色の美しさ
(指・爪とピックの差もありますが)に於て、
かつてエルムでライブを行ったロス・インディオス・タクナウの方が
はるかにスリリングかつ人間味あふれる演奏でした。
さっそくタクナウのビデオでそれを再確認しましたが、
ハビエル・コンデの演奏は技術が目立ってしまうのに対し
タクナウのそれは、温かさと音への愛着がしっかりと伝わるものでした。