Bonjourフランス 福山知沙です。

【Présentatrice à la cérémonie et la fête pour commemorér la gagnante du match titre du SHOGI】

 

 

第12期リコー杯女流王座戦で防衛を果たした里見香奈女流王座の就位式で

司会を務めさせていただきました。

 

紫色の綺麗な振袖はお母様がお見立てになり、とても素敵な髪飾りもお母様がお作りになったのだそうです。

花束贈呈は妹さんの川又女流初段、温かいご家族に囲まれお幸せそうでした。

 

そして就位式には「リコー杯女流王座戦」の掛け軸を書いて下さった書家の紫舟さんがお越し下さいました。

ご祝辞では、強さの裏の涙や、栄光の影の厳しさ・孤独を包み込むようなお言葉が。

 

トークセッションでは掛け軸の制作秘話についてもお話くださり、

藍色を混ぜた墨の色に込められた意味、書におけるカタカナの難しさ、

「王」という字の真ん中の横棒を長くした理由…。

強く、しなやかなこの書には、さまざまな意味が込められているのでした。

 

 

そしてアシスタントの方からいただいたのは「心」という書のレプリカ。

見せて頂いた瞬間にあたたかさを感じて、

この書のように、ふわりとまるい心をもって生きたいな、と思いました。

 

ふんわりとした墨のにじみと、「点」のまるさに

なんとも癒されます。

 

この就位式をもって、私の今年度のタイトル戦関連の仕事はおしまいです。

 

夏から、ヒューリック杯白玲戦、将棋王座戦、竜王戦、囲碁王座戦、そしてこのリコー杯女流王座戦と

地方も含めた前夜祭、

そして就位式の司会をさせていただきました。

 

特に、王座戦は今年70周年を迎えたことで、記念イベントがあり

そちらも司会を務めさせていただきました。

 

また、来期にも司会のお話を頂いた際には、

精一杯務めさせていただきたいと思います。

 

 

里見女流王座、防衛おめでとうございます!