Bonjourフランス  福山知沙です。

フランス語を本格的に学習して今年7年。
その間、出産を挟みつつ、仕事もしつつ、、
仏検を3級、準2級、2級と受けて合格し、
現在も勉強を続けています。

しかし、まだ思うように喋れずにその都度苦々しい想いを抱きます。

もっと「やらなくては!」という危機感が欲しい。
新たなモチベーションを持ち、
ある程度期限を決めて集中して勉強するために、今年は2年ぶりに試験を受ける予定です。
(追記 2020年、コロナ禍に陥ってフランス語学校へ行かなくなり断念しました。のちに通学再開。DELF受検は2021年に持ち越しました)

仏検ではなく、DELF を受けます。
仏検は日本独自のものですが、
DELFはフランス国民教育省から国際基準としてのフランス語力を認めてもらえるものです。


仏検2級をクリアしている私は、
周りと相談しまずは「B1」という、
中級者の中での簡単なレベルを受けようと思います。

DELF 公式ホームページでB1レベルは、
「やりとりを維持すること、議論を理解、継続し、自分の見解や意見を述べることができます。日常生活の予期せぬ状況にも対処できます。」
となっていますが、、、、

いやいやいやいやいやいや、
そんなスラスラとはいきません、そりゃあ。

一度調べたはずの単語も忘れる、いざ話そうとすると何も言葉が出てこないこともある、
結局毎日話していないからです。
7年やってこのザマか、、、と情けなくなることもあります。


テキストを黙々とこなすだけではやはりだめなのですね。
ところで、
今やっているテキストはDELF B1対策に特化したもの。
内容は結構面白くて、
今回読んだ文は実際に記事として世に出たものの抜粋です。歩きスマホについてでした。

日本だけの問題でなく、フランスや他の国でも同じようなことがあるのを知り世界がだいぶ均一化されつつあるのかな、なんて実感させられたりします。
「スマートフォンを見ながらゾンビのように町中歩く人たち」を「smombies」なんて造語で表したりも。
国それぞれの対応も書いてあり読み物として単純に面白いです。
中国・重慶の歩きスマホ専用レーンのことも今更ながらこの記事で初めて知りました)


次に取り組む課題は、「テレワークの有用性」について書くというもの。
おいおい・・・いやにタイムリーな課題じゃないか。
これを①砕けた文、②雑誌の記事のような文、③何かの組織のエライ人に向けた文、と
同じ内容なのにわざわざ違う文体で三種類書けというものです。
フランス人が考えるこういう練習問題、
日本人が受けてきた教育(選択肢問題など)からはおそらく生まれないものではないかな、と思います。
決まりきった正解はない、多様性OK、というのが私は好き。


また音読の大切さを最近痛感しています。
やっぱり声に出して読むのはとても良いことらしい。

先日朝日新聞で、
留学経験などゼロのタクシー運転手の方が音読を続けて英語がペラペラになった、という記事を読みました。
音読。毎日続けて、
夜な夜な一ページ暗記する!!と決意。

もう、この際「三日坊主になるかも〜・・・」なんてしのごの言わずに、
とにかく続ける、シンプルにこれだけを続けると決めました。
(ラジオニュースをフランス語で日々聴いていますがコロナ関連ばかりで気持ちが暗くなるので)



わたしにこの気持ちをくれたのは、
どんなに負けそうな勝負でも最後まで諦めずに闘う棋士の皆さん、
そして5歳の息子。
2歳ごろから数字が大好きになった彼は、
今は簡単な足し算にはまり、
朝起きるとまずドリルをやりたがります。

念のために彼が本当にやりたくてやっているのか、
それともドリルをやるとママが褒めてくれて嬉しいからなのか、
聞いてみたところ「たしざんが楽しいから大好き!」という答えが返ってきました。

そうだよね。
わたしもフランス語が大好きだ。
あの流れるような音が大好きなんだ!
流暢に喋れるようになりたいんだよ、痛切に。
今はなかなか旅行に行ける時期じゃないけど、
またフランスに行って現地の人たちといっぱい会話をしたいし、
将来は年の半分くらいニューカレドニアに住みたい(これはただの夢笑)!

大切なことに改めて気付かされました。


今年、わたしのDELF受験は「サクラ咲く」のか。
努力したら、その可能性は開ける。
(先日のお彼岸のときお墓参りした際に見た桜)