こんにちは、福山知沙です。
このたび、長いこと目標にしていた「仏検2級」に受かりました!
6月の一次試験(筆記、書き取り、聞き取り)、7月の二次試験(面接)をくぐり抜け、、、
8月上旬、合格通知が届きました!
なんだか、受かるまで長かった!
初めて仏検を受けてからもう6年くらい経ち、
結構フランス語学習歴も長くなってきました。
ここまでの変遷と、
仏検2級に受かった今の気持ちを書いておこうと思います。
ちょっと長くなりそうなので、興味のある方だけどうぞ!
とりあえず!の三級、準二級
私が本格的にフランス語の勉強を始めたのは2012年。
清岡智比古先生の「フラ語入門 わかりやすいにもホドがある!」を頼りに独学で基本的文法を学びました。
清岡先生の軽やかに語るような文章が、いかにもお勉強という感じがしなかったし、
時々励ましてくれるような言葉もあり、飽きずに続けられました。
とはいえ、動詞の活用だの、男性名詞や女性名詞だのと、とにかく覚えるのにハードルの高さを感じることは多々あり、もうやだー!!と思ったことも一度や二度ではありません。
なんとか踏ん張り、この本を全ページ勉強し終わったあと、初めての仏検を受けました。
まずは3級から。
今後目指すゴールは二級。頑張るぞ!!という気持ちでした。
それに、このときちょうど久々のフランス旅行(プロバンス地方)から帰ってきて、
翌年、2013年秋に準二級を受験。
とても易しい面接でほっとしました。
ちなみにこの準2級の試験のときはお腹に赤ちゃんが出来たばかりの頃で、
マタニティー日記には仏検の話が書いてあります。
無事合格したときは嬉しかった!
「準」がつくけど2級という響きが嬉しくて。
でも、、
スラスラ話せるなんてまだまだ程遠い、と思ったので、
面接の帰りに、本屋さんで新しいテキストを買ったのでした。
妊娠中、フランス語を頑張るぞ!という決意とともに。
フランス語の学校に通い始めた
「ここからは独学でなく、ネイティブの先生たちとの会話をしながら勉強しよう」と思ったのが、2014年の春。
妊娠6ヶ月になった頃で、運動がてら歩いて行けるところを見つけました。
メンバー固定のグループレッスンなので、
毎週クラスメートに会えます。全員女性でした。
そういうのって本当に久しぶりで、みんなに会えるのがとても楽しかった!
年齢や職業も様々、同じフランス語を学ぶ者同士、お喋りも弾み、ランチやお茶に誘っていただくのもとても嬉しい気持ちでした。
一方、レッスンはというと、、、。
フランス人の先生の話していることが半分も聞き取れない、みんなは分かっているようで頷いたり笑ったり反応しているのに、自分だけわからない。。。
そして、レッスンの最初には週末の出来事などを一人ひとり話すのですが、
私はいつも、あらかじめノートに文章を書いておいて、それを覚えて話していました。
即興で話すなんてとてもできない!というレベルだったからです。
でも、毎回話すことが違うと当然知らない言葉も出てくる。なので、あらかじめ言いたいことを辞書で調べて書いておくのは、いま思うとかなり勉強になったと思います。
最近は少し喋れるようになったからと、
事前に書くことは少なくなりました。
するといざ話そうとするとき「あれ!?出てこない!!」というときが多々あるので、
やはり初心を忘れずに、まだまだちゃんと調べておかなくちゃなあ。
よし、2級を受けよう。
おなかぽんぽこりん!
産後4ヶ月までレッスンをお休みし、
産後4ヶ月までレッスンをお休みし、
その後同じクラスに復帰。
現在まで四年ほど通っていることになります。
その間、先生が二回変わり、メンバーも何人か入れ替わりました。
最初の頃より先生の言っていることがわかるようになり、自分で話すときも滑らかに言葉が出てくることも増えてきました。
教科書もレベルアップ。どんどん難しくなってきました。
伸び悩みも感じました。ここからのモチベーションは、やはり仏検の次の級を受けることか・・・。
準2級のあとすぐに買った2級の問題集や参考書は当時まったく歯が立たず、
初めての子育てに追われていたのもあって、
仏検を放置して気づけば4年以上経ってしまった!
ここらで、2級を受けたい、受けなくては!!!!と
やっと重い腰を上げたのが去年の年末のことです。
自信ないけど、いざ勝負。
受験勉強は久しぶりでした。
問題集や前置詞集など、難しく感じるものばかりで順番にやっていくのがしんどかったです。
でも申し込んじゃったしなー、となんとか奮い立たせて勉強しました。
準備をサボったり頑張ったりを繰り返して、ゆっくり、半年くらい対策したでしょうか。
今年6月、ドキドキの一次試験!
いえーい、やった!という問題から、
うわー、ノーマークだったわー、という問題まで様々。
終わった後自己採点すると、
60点ちょっと超えたくらい。。
それはとても微妙な点数。
毎年合格基準点は60点前後だからです。
三週間くらい待って待って待ち望んで届いた、一次試験の結果は、、、
合格基準点スッレスレ。だけどなんとか受かったー(T ^ T)心の底からほっとしました。
ほんとは80点くらい取れればカッコいいのに、、と思わなくもないですが・・・。
続いて7月に二次試験で、面接。
好きな映画についてだとか、
夏にどこに行く予定だとか、
そういう自分の話だけすればいいので
普段学校などで話している人は、とくに対策をしなくても大丈夫なのかもしれません。
でも一応、出そうなものは準備しておきました。
実際聞かれたのは、「この夏どこにいきたいか」!
ビンゴだ!!
「海に行って家族でバーベキューをする予定です」と、全然本当のことじゃないけども笑、考えておいたことを言ったのち、
「どこの海?」と聞かれたので、
適当に「鎌倉」、と、答えておきました。
さあここから、自分の話しやすいところに持って行ってやる!
「でも、わたしは本当はフランスの海が好きなんです。去年はサン・マロ、今年はアルカションやビアリッツにいったんですよ」というと、
フランス人面接官も目がキラキラ。
もうあとは自然に最近行ったフランス旅行の話に持ち込むことができました。
2級はゴールにはならないのかも。
フランス語を勉強し始めた時の目標が二級を取ることだったので嬉しかったです。
ただ、当初イメージしていた仏検2級取得後の私は、もっともっとペラペラの予定だった!笑
しかも受かったとはいえ、一次試験はよく出来たわけではなく、わからないところもいっぱいある。
だから、わたしの場合は、
仏検2級はゴールにはならないと思います。
時間はかかっても次は準1級を目指そうと思いました。
とはいえ、
ペラペラでなくとも、会話が少しずつできるようになってからは、フランスやフランス海外領土での旅行で力試しをするのが楽しかったです。
観光客の方とフランス語で海の綺麗さを語り合いました。
レストランでは伝統料理のレシピを聞いたりもしました。
一人で洋服を買いに行き、お店の人と色やサイズを相談するのを初体験!
この時の嬉しさは忘れられません。
ホテルのオーナーや、陶器の職人さんにお仕事のやりがいなどを聞きました。
話しかけてくれた地元のおばさまがフランス語を話し、会話ができました!
スペイン語はまったく分からない不安ななかで行った場所だったので、
フランス語を使って意思疎通ができることが本当に嬉しかった。
どの体験も、勉強して初めて経験することができたので、
頑張ってきてよかったなあ。と思います。
今後も自分のペースで勉強を続けて
力をつけていきたいです。
長くなりました!
フランス語を学び、仏検を受けようとしている方が、
この記事を読んでちょっとでも頑張る気持ちになれれば幸いです^_^